旧鳳来町の中心駅で、奥三河の拠点といえる駅です。側線もあり構内は広く、奥三河の準平原地帯を走ってきた飯田線にとって、平地から高地への境界をなす駅ともいえます。また、普通列車の中にはこの駅で長時間停車する便も多く設定されています。
島式ホーム1面2線から成り、駅本屋との間は豊橋方にある構内踏切で連絡しています。
島式ホームの豊橋方にはかつて貨物を取り扱っていた当時のホーム跡が残っており、現在では車両留置の際の作業用スペースとして使われているようです。
駅舎は木造平屋建ての古いものですが、JR東海の各駅と同様に大きく補修され、古さを感じさせません。
駅前はやや細めの道路がカーブを描いているうえ、すぐ脇に民家と小商店が並んでいるため、自動車での送迎が少ししにくいのが難点でしょうか。バス停や行政施設なども近くにあり、町の中心に位置していることもあってか、列車の到着時には賑わいをみせます。
特急が停車します。
北側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。
この一帯が、長い笹(篠)などが茂る一帯だったことによるものと思われます。
鳳来寺鉄道開通の際に設けられた駅です。
なお、1929年5月22日には田口鉄道(→豊橋鉄道田口線)が鳳来寺口-三河海老を開通させ、2線の分岐駅となっていましたが、田口線は1968年8月31日かぎちで廃止されています。
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2009年9月18日
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