伊那市
いなし
Inashi

伊那市駅

 伊那谷北部の中心都市である伊那市の玄関口にあたる駅で、この伊那市駅から伊那北駅にかけて、中心街が形成されています。

 駅は対向式ホーム2面2線から成り、駅本屋は下りホームに設けられ、上りホームとの間は跨線橋で連絡しています。下りホームには水車が回っています。

 駅舎内には「みどりの窓口」や自動券売機、キヨスクがあるほか、立ち食いそばのスタンドが併設されています。また、駅弁も販売されています。駅舎そのものはコンクリート造の平凡なもので、よくいえば実用本位、わるくいえば町のランドマークとしての機能を放棄したデザインになっています。

 駅前にはロータリーが整備されており、西側から北のほうに向けて個人商店から成る商店街が連なっています。私が下車したときには各商店で買い物をしている人がけっこうあり、廃業した店舗もさほど多くはないようで、他の地方都市に比べて市街地の空洞化がさほど深刻ではないように見受けられました。

駅名の由来

 確認中。

歴史

 伊那電車軌道の手によって、伊那北から延長する形で1912年5月に開業しました。当時の駅名は「伊那町」でしたが、辰野-伊那町は軌道で、この伊那町から南への区間は鉄道とされ、1913年12月27日に宮田へ延長開業しています。貨物営業は伊那北駅へ集中させるため、早くも1952年6月末かぎりで廃止されました。1954年4月1日に伊那町が周辺町村と合併して伊那市になったことを受け、1954年11月10日に現在の駅名である「伊那市」へ改称しています。

周辺の見どころ

 コメント準備中。

【伊那大芦郵便局】駅から北西へ、徒歩5分。未訪。
【伊那郵便局】駅から北へ、徒歩8分。2005年8月20日訪問。

2006年6月2日

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