出馬

いずんま
Izumma

　東栄駅を出ると、ほどなく飯田線は愛知県から静岡県に入ります。飯田線というと愛知県と長野県というイメージがありますが、出馬から小和田までの各駅は静岡県浜松市に属しています。

　出馬は、片面ホームのみの棒線駅で、ホーム中ほどにプレハブの小さな待合室がありますが、駅舎はありません。ホームの端から長い通路が延びており、そこから道路に出ることができます。

　駅の北側には、天竜川の支流である大千瀬川のそのまた支流である相川が流れています。駅の周辺には、相川の南側に形成されている小集落があります。

　出馬と次の上市場の間は営業キロが0.6kmしかなく、平均駅間距離が非常に短い飯田線の中でも最短です。

停車列車　[2009年5月現在]

　特急列車は停車しません。また、一部の普通列車も通過します。

• 普通　東栄 ← 出馬 → 上市場

駅名の由来

　この地が馬の産地だったことを示すものでしょう。

歴史

　三信鉄道開通の際に設置されました。

• 【1933年12月21日】　三信鉄道によって三信三輪（現、東栄）－佐久間（現、中部天竜）が開通した際に「出馬」駅開業。開通当初から旅客のみの扱いでした。
• 【1943年8月1日】　三信鉄道が国有化され、あわせて旅客取扱区間を制限（東海道本線浜松名古屋間、飯田線、中央本線上諏訪塩尻間各駅及び篠ノ井線松本駅）。
• 【1952年12月1日】　この日かぎりで旅客取扱区間制限を廃止。
• 【1987年4月1日】　国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。

周辺の見どころ

　特になし。