飯田線は、2020年7月5日に発生した令和2年7月豪雨に伴う災害のため、水窪-平岡間が運休となっています。(2020年7月17日現在)

斜面に茶畑が並ぶ駅

中井侍

なかいさむらい
Nakaisamurai
中井侍駅
中井侍駅。2007年7月29日

 

中井侍駅ホーム
写真1中井侍駅ホーム。2007年7月29日

崖の脇に幅の狭いホームが設けられている駅です。V字谷の斜面にかなり無理をして駅を設置したもので、田本千代と似たようなつくりになっています。

ホーム上には簡素な待合スペースがあるのみで、駅舎などはありません。

 

中井侍駅を上から望む
写真2中井侍駅を上から望む。2007年7月29日

出口は駅の北側と南側にあり、いずれも急斜面を登ります。北側を出ると、コンクリート舗装の急坂となり、これを登り切ると交差点に出ます。いっぽう南側からは、駅に隣接する農家の脇を通り、アスファルト舗装の道路に出ることができます。

近くには天竜川がとうとうと流れているのですが、対岸にある水力発電所と思われる水流の音が耳に響きます。駅周辺の急斜面は茶畑として利用されており、駅の上のほうから天竜川をのぞくと、丸長の茶の木が並ぶのが見えます。

この先の伊那小沢までの区間は、地殻変動によってトンネルが崩落する危険があったため、1975年9月に新しいトンネルを掘削し、新線へ移動しています。列車に乗っているだけではよくわかりませんが、この地域の地質がいかに厳しいかがわかります。

停車列車 [2020年7月現在]

普通列車のみが停車します。

駅名の由来

確認中。

歴史

三信鉄道開通の際に設置されました。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1936年(昭和11年)12月30日
三信鉄道・小和田-満島(現・平岡)間が開業した際、「中井侍(なかいざむらい)」停留場開業。
1943年(昭和18年)8月1日
三信鉄道の国有化に伴い、国有鉄道(鉄道省)飯田線の駅となります。これに合わせて駅名を「中井侍(なかいさむらい)」に変更し、旅客取扱区間を制限(東海道本線浜松名古屋間、飯田線、中央本線上諏訪塩尻間各駅及び篠ノ井線松本駅)、また停車場に格上げ。
1954年(昭和29年)12月1日
乗車券発売区間変更(東京都区内、浜松・名古屋間、飯田線、上諏訪・塩尻間、松本及び長野の各駅)。
1971年(昭和46年)3月31日
この日限りで乗車券発売区間制限廃止。
1975年(昭和50年)9月4日
中井侍-伊那小沢間が新線に切り替え。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
2020年(令和2年)7月5日
令和2年7月豪雨に伴う水害に伴い、長山-駒ケ根間が運休。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

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