2面3線から成る地平駅で、上りホームの亀山方に木造の駅舎が健在です。下りホームは島式で、上りホームとは跨線橋で連絡しています。このほか、南側に側線があります。
上りホームから向かって直角の位置に改札があり、さらに右へ曲がると玄関に出ます。
駅舎は木造平屋建ですが、玄関側から見ると、本体は白く塗られているため古さを感じさせません。なぜか玄関部分だけ木組みのものになっており、本体は古いけれど新しく見せ、軒が新しいけれど古く見せているような、そんなちぐはぐさが感じられます。なお、駅舎のホーム側は茶色い外壁のままなので、同じ駅舎も外から見るのとホーム側から見るのとでは、イメージがまるで異なります。
跨線橋を渡って連絡している下りホームの屋根はなかなか古いものです。
駅前は非常に狭く、タクシーが玄関前に2台停まるとそれでいっぱいになります。駅前には商店などはほとんどなく、住宅も少し離れたところにあるため、一見したところかなり寂しいように思われますが、乗降客はかなり多く、自家用車での送迎も多いようです。駅の南側には大きなコンクリート工場があるほか、その南西には多くの住宅が並んでいます。
なお、駅のすぐ南側を東海道が走っており、駅の南西側には宿場である庄野宿があります。
確認中。
関西鉄道の手によって、河原田-亀山に設置された駅で、当時は「高宮」と称しました。1903年2月1日に「加佐登」と改称しています。貨物営業廃止は1984年1月9日かぎり。
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【鈴鹿加佐登郵便局】駅から北東へ、徒歩3分。未訪。
2006年1月24日
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