一身田
いしんでん
Ishinden

一身田駅

 対向式ホーム2面2線から成る駅です。駅本屋は下り線(新宮方面行)にあり、関西本線のローカル駅としては珍しく、上り線との間は地下道で連絡していますが、これは1926年に供用開始となった古いものです。

 駅舎は、木造平屋建のずいぶん立派なものです。高田本山への参拝拠点であることを意識したのか、道場のような形になっています。かつては茶色をベースとした枯れた感じの駅舎でしたが、現在では改修されて白と黒のコントラストがかなり強くなっています。

一身田駅正面

和風の重厚な駅舎がガンと座っています。丸ポストが似合う駅ともいえます。《2005年7月24日撮影》

 駅前はちょっとした広場になっており、民家が並んでいるほか、参拝客を対象としたと思われる駅前旅館がいい味を出していました。

駅名の由来

 確認中。

歴史

 関西鉄道が亀山から延長する形で開業しました。その後、ほどなく津まで延長されています。

周辺の見どころ

専修寺

 駅から東へ、徒歩5分。真宗高田派の総本山です。御影堂や如来堂は国の重要文化財に指定されており、特に725畳敷きの御影堂は、その巨大さに圧倒されます。親鸞上人直筆の讃などを収蔵する宝物殿もあり、堂宇の各所は自由に見学できます。また、専修寺周辺の一帯は寺内町となっており、伝統的建造物が多数現存しているほか、今に残る周濠集落として貴重な存在です。

【URL】http://www.senjuji.or.jp/

その他

【一身田郵便局】駅から南東へ、徒歩10分。未訪。

2006年1月23日

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