有井からしばらくの間は、山側に池や沼が点在する湿地帯を進んでいきます。紀勢本線に並行している熊野街道が寄り添い、浜辺の松がときおり見えるようになると、ほどなく神志山駅です。
相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、下り線である東側のホームに駅本屋があり、上りホームとの間は跨線橋で連絡しています。古くからの駅らしくホームはかなり長く、短い編成の普通列車しか停まらないのがミスマッチというのは、紀勢本線の小駅に共通しています。
ここでは、立派に改修された屋根を備えた、平屋ながら堂々たる木造駅舎が待っています。紀勢本線多気以南の小駅では、古い駅舎は改装せずに小型駅舎に改築したり、あるいはそもそも駅舎を設けなかったりするケースが多いなか、この神志山から鵜殿までの間は、古い木造駅舎が現役のまま使われている姿を見ることができます。ただ、壁面はオーソドックスなサイドボード補強なので、立派な入母屋屋根とのバランスがやや崩れている観もあります。
駅前は、国道から側道のような形でくるりと回った形になっていますが、この形状をロータリーと呼べるかどうかはよくわかりません。駅のすぐ前を通る国道に沿って、ロードサイド型の店舗や飲食店が多く並んでいます。
停車列車 [2011年9月現在]
普通列車のみが停車します。
乗り場
確認中。
駅名の由来
確認中。
歴史
詳細は確認中。
- 【1940年8月8日】 国有鉄道(鉄道省)によって紀勢西線の新宮-紀伊木本間が開通、神志山駅開業。
- 【1973年3月31日】 この日かぎりで貨物営業廃止。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 【2011年9月3日】 台風12号による水害のため、熊野市-新宮間が運休(9月7日より代行バス運転)。
- 【2011年10月11日】 熊野市-新宮間が復旧、営業再開。
周辺の見どころ
確認中。