複雑な海岸線はここまでです

熊野市

くまのし
Kumanoshi
熊野市駅
▲熊本市駅駅舎《1995年2月21日撮影》
熊野市駅ホームより改札側を望む
【写真1】熊野市駅ホームより改札側を望む。《2011年1月3日撮影》

三重県で市制を施行している都市では最南端にあたるのが熊野市で、ここまで延々と続いてきたリアス式海岸もここで終了というところに設けられているのが、熊野市駅です。JR東海管轄の有人駅としては最南端にあたり、特急列車を含めた全列車が停車します。

東側にある駅本屋前の片面ホーム1面1線と、跨線橋で結ばれている島式ホーム1面2線から成るほか、留置線があり、ここを終着とする普通列車などが休んでいるのを見ることができます。

熊野市駅駅舎内
【写真2】熊野市駅駅舎内。《2011年1月3日撮影》

駅舎は木造平屋建ながら、コンコース部分の屋根が高く、開放的な印象を与えます。JR東海管内の紀勢本線各駅は、主要駅といえども駅がずいぶんこぢんまりとしているものが多いため、熊野市駅で下車すると、一気に南国に来たような印象を覚えたものです。待合室があるほかうどんのスタンドもあり、列車待ちの人が多く利用しています。

駅舎の建物自体はさほど特筆すべきものではありませんが、玄関の屋根が複雑になっており、正面から見ると三段構えになっています。

熊野市駅駅前広場
【写真3】熊野市駅駅前広場。《2011年1月3日撮影》

駅前には広場が形成されていますが、自動車の通行ルートと歩行者のスペースが分離されておらず、道路を渡ろうとすると脇から自動車が出てきたりと、かなり危なっかしい印象を受けます。かつての地方都市駅前でよく見られた光景といえばそれまでですが、市の玄関口である以上、整備を進めてもらえると助かるのですが。

駅は熊野市の中心街を形成する木本、井田両地区の中心部に近く、利用の便がよい位置にあります。駅前には土産物屋や飲食店も多く立地し、観光客を意識した店舗も見られますが、十年一日どころか数十年一日のような構えの店舗が少なくなく、現在の観光客のニーズを把握しているようにもみえません。レトロとか昭和的といったプラス評価ができないこともありませんが、人の行き来が多いにもかかわらず、なんだか寂しげな印象を受けました。

停車列車 [2013年9月現在]

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

確認中。

歴史

紀勢本線は、ここと新鹿の間の区間が最後に全通しました。

周辺の見どころ

確認中。

【紀勢本線】 亀山下庄一身田阿漕高茶屋六軒松阪徳和多気相可佐奈栃原川添三瀬谷滝原阿曽伊勢柏崎大内山梅ヶ谷紀伊長島三野瀬船津相賀尾鷲大曽根浦九鬼三木里賀田二木島新鹿波田須大泊熊野市有井神志山紀伊市木阿田和紀伊井田鵜殿新宮

2011年10月11日、写真を追加の上加筆修正

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