波高島
はだかじま
Hadakajima

波高島駅

 富士川にずっと沿って走ってきた身延線が、トンネルを出て右へカーブし富士川からわかれると、波高島駅に到着します。地平の島式ホーム1面2線からなる駅で、無人化されているもののしっかりした木造の駅舎が健在です。例によって白く塗り直されているほか、窓という窓がすべて板で塞がれているのは、割られるのを防ぐための措置なのでしょうが、なんとも寂しい気になります。屋根も吹き替えられており、ひなびた雰囲気はありません。

波高島駅ホーム

ホーム上には小さな待合室があります。駅の北側には貨物ホームの跡も残っています。《2005年9月4日撮影》

 駅前には広大なスペースがありますが、果たして駅前広場と呼んでよいものかどうか。駅前の道路を進むと信号のある交差点に出ますが、この一帯にある集落が駅利用者の対象エリアといえましょう。農家が大半のようです。

 人家は富士川を挟んだ西側に多く、こちらには工業団地も整備されています。富士川を渡る橋が整備されてはいますが、橋を渡ってまで鉄道を利用する人がどこまでいるかは定かではありません。

駅名の由来

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歴史

 1927年12月、身延-市川大門が開通した際に設置された駅です。当初は「甲斐下山」(下山は富士川を挟んだ対岸の集落名)と称し、のちに「下山波高島」と改称したうえ、1938年10月1日に現在の「波高島」となりました。貨物営業は1972年9月19日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

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(駅周辺には郵便局なし)

2006年1月15日

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