南アルプスと富士山の境界をなす峡谷地域と、甲府盆地の境目にあたる駅です。このため、甲府方面からの列車の多くが、この鰍沢口で折り返すようになっています。特急「ふじかわ」の一部が停車します。
ホームは駅本屋より少し高いところにあり、島式1面2線と側線から成ります。ホームからは階段をおり、地下道を通って駅本屋に出ます。駅舎は木造平屋で、玄関脇のスペースは山小屋風に改装されています。
ホームそのものは決して広くはなく、運転上の拠点駅といった趣はありませんが、側線に折り返し車両が停まっていることが多いのが特徴です。
有人駅ですが、駅前はひっそりとしており、商店街と呼べるものは形成されていません。民家が畑の中に並んでおり、農村地帯といえるでしょう。
駅名の由来となっている鰍沢は富士川の対岸にあたり、路線バスが連絡しています。駅の所在地である黒沢地区の袖珍は駅の南東側一帯で、こちらには学校や町役場出張所、郵便局などの公共機関があります。
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富士身延鉄道によって身延-市川大門が開通した際に設けられた駅で、当時は駅が位置する集落名と対岸集落名の双方をとって「鰍沢黒沢」と称しました。国鉄が借り上げた1938年10月1日に、現在の鰍沢口と改称されています。
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【黒沢郵便局】駅から東へ線路を渡り南へ、徒歩7分。1996年4月3日訪問。
2005年11月4日、写真を追加のうえ加筆修正
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