堂々とした、貫禄ある木造の純和風駅舎を構える駅です。映画のロケにでも使われそうな、大正時代ごろの明るい印象を受ける駅舎です。
白い板張りの壁面が目立ちますが、軒や主立った柱は、くすんだ赤色になっています。塗装の剥落から判断するに、かつては朱塗りまたはそれに近い塗色だったものと推測されます。
ホームは、対向式2面2線となっており、駅舎と反対側の上り線が1線スルー化されています。快速「みえ」などが通過する際に用いられ、行き違いがない場合は駅本屋前のホームに列車が入るようです。
参宮線の駅の中で「みどりの窓口」が設置されているのは、拠点駅である伊勢市と終着駅の鳥羽、そしてこの田丸のみです。駅員が常駐しているせいか、駅の待合室なども丁寧に扱われています。無人駅になると駅舎が一気に痛むことが多いだけに、うれしいところです。
駅は玉城町の中心部付近にあり、駅前には住宅がびっしり並んでいます。繁華街が形成されているというわけではありませんが、駅前広場が立派に整備されています。
駅前から延びる通り沿いには、おそらく大正以前の築と思われる古い民家が残っています。
確認中。
参宮鉄道によって津-宮川が開業した際に、中間駅として設置された古い駅です。貨物営業は、1962年末かぎりで廃止されています。
コメント準備中。
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【玉城郵便局】駅から北東へ、徒歩12分。未訪。
2005年8月16日
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