高山本線は、久々野の先にある宮トンネルで分水嶺を越え、高山盆地へ入っていきます。トンネルを出るとまず小盆地があり、これをくるりとまわりながら、飛騨一ノ宮に到着します。木造の古い駅舎が健在ですが無人化されており、普通列車のみが停車する静かな駅です。
2面2線から成る地平駅で、駅本屋は上りホーム側(駅南側)にあります。上下ホームは跨線橋で連絡していますが、跨線橋の通路は北側へも通じており、駅舎を通らずに出入りできるようになっています。下りホームの北側にも外側線が残っていますが、現在ではあまり使われていないようです。近くのセメント工場から搬出される貨物の営業が、現在でも行われています。
駅舎は木造横長のもので、参詣拠点駅らしく千木を擁した重厚なものです。黒い横板がそのまま使われており、広い待合室も昔のままの姿を留めています。
駅は、宮川がつくった盆地に広がる集落の中にあり、旧宮村の玄関となっています。周囲には水田が広がっています。
確認中。
高山本線が全通した際に設置された駅です。
駅から南東へ、徒歩6分。駅名の由来となっているとおり飛騨国一宮で、境内には巨木が茂り、鬱蒼とした一帯になっています。年始や各種祭事が行われている時期を除けばひっそりとした静かな神社で、散策に好適。拝観自由。
駅北側、跨線橋を降りてすぐ。幹や枝の向きかたが臥せた龍の姿に似ていることから名付けられた古い桜で、4月中~下旬にはみごとな花を咲かせます。観覧自由。
【宮村郵便局】駅正面右手すぐ。未訪。
2006年1月27日
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