飛騨国府
ひだこくふ
Hidakokufu

飛騨国府駅

 対向式ホーム2面2線から成る地平駅です。黒塗りの横板が健在の木造駅舎ががんばっていますが、こちらのほうが上枝よりも一回り大きい印象を与えます。上下ホームは跨線橋で連絡しています。

飛騨国府駅ホーム

対向式ホーム2面2線から成る駅で、かつて北側にあった外側線は撤去されています。《2005年10月22日撮影》

 旧国府町の玄関駅で、駅周辺には住宅や商店などが並びます。なお、実際にこの地に飛騨国の国府があったかどうかは、定かではありません。この先、飛騨細江付近までは、比較的開けた盆地の中を走っていきます。

駅名の由来

 確認中。

歴史

 高山本線が全通した際に設置された駅です。貨物営業は、1973年4月19日かぎりで廃止されています。

周辺の見どころ

こう峠口古墳

 駅から西へ、徒歩10分。桜野公園近く、丘陵脇にある岐阜県最大の前方後円墳です。付近には旧寺跡なども残っており、この地域が豪族の拠点だったことがうかがえます。散策自由。

荒城神社【未訪】

 駅から東へ、徒歩40分。本殿は南北朝時代創建のもので、国指定重要文化財。谷をつくる河川に棲む祭神を祀っていたものと思われます。

2006年1月29日

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