半田
はんだ
Handa

半田駅

 半田市の中心に位置する駅ですが、商業施設などのある中心市街地はJR半田駅の西側にある名鉄の知多半田駅近くになっています。JR半田駅の出口は東側にのみ向いているため、結果的に繁華街へそっぽを向いているような形になっています。

 島式ホーム1面2線から成り、東側にある駅本屋との間は跨線橋で連絡しています。駅本屋前はレールが撤去されており、現在は使われていません。このため、乗り場は2番線(東側)と3番線(西側)のみで、1番線は欠番となっています。

半田駅ホーム

ホーム屋根の組みに時代を感じます。《2007年1月5日撮影》

 跨線橋は、1910年11月に完成したものが使われており、これはJRの跨線橋としては最古のものです。出入り口の造形などにはちょっとした細工も見られ、一見の価値はあります。

半田駅跨線橋

明治生まれの跨線橋には貫禄があります。《2007年1月5日撮影》

 駅前には金融機関があるほか、官公庁やミツカンの本社などが立地しています。前述のとおり繁華街とは逆方向を向いているものの、決して町外れというわけではなく、名鉄とは別のテリトリーを持つことが可能な位置にあるといえましょう。出口をあえて西側に設けていないのは、そのためかもしれません。

 半田は食酢の生産地および蔵の町として知られていますが、このほかにも酒や味噌などの醸造業の生産が盛んです。

駅名の由来

 半田はもとは「坂田」という村で、これが音読みされてハンダに転じたという説が有力です。このほか、「JR・第3セクター 全駅名ルーツ事典」(東京堂出版)によるとハンダは埴田で、粘土質の土地にできた田んぼのこととありますが、特に明確な根拠があるわけではないようです。

歴史

 熱田-武豊に路線が敷設された際に設置された古い駅です。

周辺の見どころ

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【半田郵便局】駅正面を東へ、徒歩8分。風景印あり。2007年1月5日訪問。

2004年4月20日
2007年1月9日、写真を差し替えおよび追加のうえ加筆修正

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