伊勢川島

伊勢松本を出ると、湯の山線の電車は三滝川が形成した段丘に沿って西へ進み、このため南北に傾斜が急な部分が見られるようになります。

伊勢川島駅は、相対式ホーム2面2線から成り、橋上駅舎を擁しています。南側ホームの南西側には側線が伸びていますが、西側へはつながっておらず、留置線として使われているのみのようです。

改札口は橋上駅舎中央の1個所のみで、南北に階段で通路が延びるという、ごくオーソドックスなスタイルになっています。湯の山線の各駅と同様、IC乗車券対応の簡易型改札機が置かれていますが、自動改札機は設置されていません。

南口は改札とあまり高度差がない位置にあり、こちらには自動車が悠々出入りできる大きなロータリーが整備されており、バス停も設置されています。こちら側は北側に比べて高い位置にあり、この駅前広場から北側の住宅地へはさらに坂を登ることになります。

一方の北口は、駅前がすぐに道路で住宅や店舗が密集しており、いささか窮屈な印象を与えます。

なお新聞報道によると、2012年度中に湯の山線中間駅の大半が無人化される予定で、伊勢川島駅もその中に入っています[1]。