菰野の先で、湯の山線の電車はゆるやかに上り勾配になっていきます。菰野町の市街地を進み、北側に道路が寄り添うようになってしばらくすると、中菰野駅に到着します。
島式ホーム1面2線から成る地平駅で、ホームの四日市方にある構内踏切で、南東側にある駅本屋と連絡しています。ホームの幅はやや狭く、列車を待っている間にいささか窮屈に感じます。
列車の行き違いが可能ですが、行き違いを行わない場合、列車は常に北側へ進入します。
ホームが狭ければ駅舎も狭く、小さい敷地の中に、ウナギの寝床のような形で建っています。2階建てですが、駅業務が多いためというよりは、狭小な敷地を活用しているという感じを受けます。
駅前からは細い道路が伸びており、これが駅から外へ出る通路になっています。駅の周辺には住宅が点在していますが、このあたりはすでに菰野町の中心部から外れており、商店街などもやや離れています。一応菰野町役場の最寄り駅ではありますが、役場は三滝川を挟んで北側に位置しており、鉄道アクセスは考慮されていないようです。
なお新聞報道によると、2012年度中に湯の山線中間駅の大半が無人化される予定で、中菰野駅もその中に入っています[1]。
乗り場
北側(駅本屋側と反対側)から順に、1番線、2番線となります。列車の行き違いがない場合は1番線のみを使います。
- 1.湯の山線上り 菰野、近鉄四日市方面/下り 湯の山温泉方面
- 2.湯の山線下り 湯の山温泉方面(列車行き違い時)
駅名の由来
確認中。
歴史
四日市鉄道として開通した際に設置された駅です。
周辺の見どころ
確認中。
- 「6駅無人化を計画 近鉄湯の山線 今年度中」朝日新聞・三重、2012年10月27日。
- 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳 8号 関西1』31頁、新潮社。
- 同上。