渥美湾に面した漁業と温泉の街、形原地区の玄関駅です。ただし、西浦とは異なり形原温泉へのアクセス機能はほとんどないようで、山間部にある形原温泉方面へ向かう路線バスはすでになく、また送迎バスの発着利用もないようです。
相対式ホーム2面2線から成る交換可能駅です。蒲郡線に特急が走っていた当時は特急停車駅でしたが、ホームは短く2両編成の列車がやっと停まれる状態です。周囲に民家がぎっしり並んでいることもあってローカル色もそう濃くはなく、むしろLRTの停留場のような印象を与える駅です。
上下両ホームは完全に分かれています。蒲郡方面行きホームは路地から入った先という地味なアプローチですが、吉良吉田方面行きホームはしっかりした駅舎につながっています。
駅舎改築にあわせて無人化されましたが、当初は系列バス会社の旅行センターが入居し、一部の乗車券の委託販売を行っていたといいますが[1]、今では待合室としての機能のみになっており、無人駅の駅舎としては役不足な観があります。
駅を出ると目の前に蒲郡市役所形原支所(旧形原町役場)があります。駅周辺には民家が密集しているほか、西側には自動車関連や繊維関連の工場が多く立地し、人の動きが活発に感じられます。
乗り場
番線表示は確認できませんでした。
- (北側)蒲郡線下り 蒲郡方面
- (南側)蒲郡線上り 西浦、吉良吉田方面
駅名の由来
確認中。
歴史
三河鉄道によって設置された駅です。
- 【1936年7月24日】 三河鉄道の三河鳥羽-三河鹿島が延長開業された際に、開業。
- 【1988年9月1日】 駅舎改築にあわせて無人化[2]。
周辺の見どころ
形原温泉【未訪】
確認中。[Google Map] [Mapion]
- 徳田耕一『名古屋近郊電車のある風景 今昔II 愛知・三重・岐阜 昭和30~40年代の鉄道回顧』JTB、2004年、119ページ。
- 同上。