複雑な屋根を持つ駅舎

御嵩

みたけ Mitake
御嵩駅
▲御嵩駅駅舎《2008年1月26日撮影》禁無断転載

 

御嵩駅駅舎正面
【写真1】御嵩駅駅舎正面。ハーフティンバーが目を引きます。屋根は塗り替え前。《1995年3月2日撮影》禁無断転載

御嵩口の先でカーブを曲がると、名鉄広見線の電車はすぐに終着駅、御嵩に到着します。

1面1線ホームの突き当たりに駅舎が設けられているという、どんづまり感が強く漂う駅で、駅舎を出ると、正面、右手、左手にそれぞれ道路が延びており、町の中心部に駅が位置していることがうかがえます。

 

御嵩駅駅舎側面
【写真2】御嵩駅駅舎側面。こちらにもハーフティンバーが顔を見せます。《2008年1月26日撮影》禁無断転載

駅舎は木造平屋建て瓦葺き、駅の規模に比べるとかなりしっかりしたもので、戦後に設けられた駅としては相当に力が入っています。特に注目すべきは屋根で、四つの方向に異なった形状の屋根が組み合わされたものになっています。個別の屋根を見ると、軒のハーフティンバー以外にこれといって特徴があるものではないのですが、寄せ木細工のような組み合わせのせいか、駅舎の周囲をゆっくり眺めていると、なんだか目が回るような感じになりました。

かつてはオレンジ色の明るい瓦葺きでしたが、その後渋いブラウン系のスレート葺きに変更されています。

 

御嵩駅駅舎内
【写真3】御嵩駅駅舎内。撮影当時は駅員が配置されていました。《2008年1月26日撮影》禁無断転載

駅舎正面とホームは同一線上にはなく、正面からみると右側へ窓口を回り込むように通路が設けられ、鉄パイプで仕切られた通路仕切りが置かれています。なお、写真3では窓口が営業していますが、現在では無人化されています。

 

御嵩駅ホーム
【写真4】御嵩駅ホーム。《2008年1月26日撮影》禁無断転載

駅正面には御嵩町の中心地があり、町役場や家庭裁判所が立地しているほか、個人商店が集まっています。御嵩は、江戸時代には中山道の宿場町として、昭和に入ると亜炭鉱の産出地として知られましたが、現在では静かな農村になっています。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1952年(昭和27年)4月1日
開業。

周辺の見どころ

中山道みたけ館

駅正面、徒歩2分。御嵩町の歴史や民俗を展示した資料館。月休、無料。

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