いちど聞いたら忘れられない駅名を持つ上ゲは、武豊の市街地より少し高いところに設けられている、相対式ホーム2面2線から成る地平駅です。実際に外から眺めると、複線の両脇にホームが置かれているだけの駅、と評するのが適切でしょうか。
上下両ホームの北側にメイン出口があるほか、ホーム中ほどのところにもそれぞれ出口があります。もっとも「出口」というほどご大層なものではなく、柵が切れているところがあり、ここから出入りできるというのが実情でしょう。いちおう駅であることを示す看板こそあるものの、あとは時刻表と駅名標がひっそりと建っているのみです。
大手私鉄の駅とは思えないひっそりとした存在ですが、駅集中管理システムの導入が決まっており、この駅でも自動改札機の導入工事が始まりました。遠からぬうちに柵がきれいに整備され、自動改札機を備えた駅舎が設置されることになるものと思われます。
駅を出てすぐのところにあるスーパーには「あげ店」という表示がありましたが、事情を知らない場合、なんだか揚げ物の専門店のように見えそうです。駅の周辺には神社がいくつかあり、古くからの住宅地になっているようです。
停車列車 [2010年3月現在]
普通列車のみが停車します。
乗り場
西側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.河和線下り 知多武豊、河和方面
- 2.河和線上り 知多半田、太田川方面
駅名の由来
周囲には「上ケ」(「上ゲ」ではありません)なる字が存在しますが、その由来は不明確のようです。なお、駅の北東側には「ヱケ屋敷」(「えげやしき」と読みます)という字があり、これは「会下」=高地の屋敷を指すものと推測されます。
歴史
詳細は確認中。
- 【1932年7月1日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。