1.表記
1-1.駅名(漢字、ひらがな、カタカナ)
基本的に『駅名事典 第6版』中央書院、2000年、の表記に準じています。なお、以下のような留意点があります。
- 「ツ」「ヶ」などは小文字で表記する(検索を容易にするため)
- 読み方について複数の表記が見られる場合は、鉄道会社各社の見解を優先し、それが不明確である場合は届出等で最新のものに従う
1-2.駅名(ローマ字)
原則として、外務省で定めるパスポート式の表記をベースにします。旧国鉄では改修ローマ字を用いていましたが、長音符号の表記が難しいこと、ハイフンの使用は検索が難しくなることなどを考慮したためです。
具体的には、以下のようになります。
- ローマ字ではヘボン式を基にする。 例:三島→Mishima(×Misima) 目白→Mejiro(×Meziro)
- O、Uの長音には長音符号は付けず一字で表記する。 例:東京→Tokyo(×To^kyo^) 結城→Yuki(×Yu^ki) ※国鉄表記と異なる
- 「うう」「おう」で2つの母音を明確に分離して発音する場合は、長母音ではなく二重母音として表記する。 例:青梅→Oume(×Ome) 小海→Koumi(×Komi)
- M、Nの次に母音またはYがくる場合、ハイフンは入れない。 例:新横浜→Shinyokohama(×Shin-Yokohama) ※国鉄表記と異なる
- B、M、Pの前の「ん」はMを用いる。 例:新橋→Shimbashi(×Shinbashi) 新水俣→Shimminamata(×Shinminamata) 紋穂内→Momponai(×Monponai)
- CHの次に撥音「っ」がくる場合、撥音は「T」で表記。 例:倶知安→Kutchan(×Kucchan) 八丁堀→Hatchobori(×Hacchobori)
- 日本語(アイヌ語含む)以外の外来語起源の単語を含む場合は、原語表記に従う。 例:ハウステンボス→Huistenbosch(×Hausutembosu)
2.用字
原則として、『記者ハンドブック 第12版』共同通信社、2012年、をベースとします。ただし、紙媒体ではないこと、横書きを前提とすることを踏まえて、以下のような例外を設けています。
- 英数字はすべて半角で記述する
- カタカナはすべて半角で記述する
- 約物は全角で記述する
このほか『記者ハンドブック』の中で、以下の箇所については、個別に取り扱います。
- 固有名詞は、原則として元表記を尊重する(116ページ)
- 引用符には、必要に応じて《 》“ ”も用いてよいものとする(126ページ)
- URL、メールアドレス等は半角で表記する(560ページ)
- 数の桁数には特に制限を設けず、3桁ごとに位取り記号「,」を入れる。また数の範囲は原則として「-」を使うが、「~」も許容する(569-570ページ)
- 以下の各用語についてはそれぞれ別個の取扱いをする
- いりぐち:入口(「出口」と対応するもの。「出入口」も同様)(2013年10月1日)
- …かぎり:かぎり(最終日を示すもの。「2013年12月31日かぎり廃止」など)(2014年5月9日)
- こせんきょう:跨線橋(施設名の業界用語として例外的に漢字表記)(2014年5月9日)