京急本線の終着駅です。進行方向左手側には崖があり、これに張り付くような形で設置されています。ホームは築堤上に島式1面2線があり、ホーム先端から階段を下りた先に改札口が設けられています。なお、かつては駅の西側(進行方向右手)に側線がありましたが、現在は撤去されており京急系列のスーパーマーケットが入居しています。
終着駅らしからぬ形状ですが、もとはこの浦賀から先への延伸計画があったためです。当初計画では、浦賀から久里浜を経て三崎方面へ向かう予定でした。このため、駅前の道路をわたった先にも築堤が建設され、折返し線として利用されていました。現在は道路に係る橋は撤去され、築堤は自転車駐輪場となっています。
駅改札の正面から道路へは、左右から通じている階段で出入りします。一応、正面右手側には車いすでも利用できるようなスロープがありましたが、現在一般的に求められているバリアフリーの基準を満たすしろものではありません。これもあって現在、新駅舎の建設工事が進められています。
戦前から戦時中にかけては、重要な軍事拠点であったことから観光客が気軽に訪れる場所ではありませんでしたが、戦後になると、観音崎などへの観光輸送を京急が積極的に売り出したこともあって、三浦半島の観光地化が急速に進みました。これに対応するべく、もともと地平にあった駅舎を線路の終端部分に移設し、旧駅舎の跡地はバスターミナルに転用されています。
防衛大学校の最寄り駅です。浦賀には、かつて駅南側に食い込んでいる浦賀港に面して浦賀ドックが立地しており、また歴史上でもペリーが来航した地点として有名で、なにかと船と関係の深い町であります。
終着駅なので当然ですが、すべての列車が停車します。
北側(海側)から順に、1番線、2番線となります。
確認中。
軍事上の重要拠点であった浦賀へのアクセス路線という位置づけで開業しました。
確認中。
2009年12月23日、写真を追加のうえ加筆修正