東京有数の桜の名所

飛鳥山

あすかやま
Asukayama
飛鳥山駅
▲飛鳥山駅《2005年2月25日撮影》

王子駅前停留場を出た電車は、都電で数少ない併用軌道区間に入り、道路の真ん中に入っていきます。左へと急なカーブを描いて向きを180度変え、JRのガードをくぐり、急な坂をのぼりつつ、飛鳥山公園の脇から再び専用軌道に入ります。専用軌道に入った直後にあるのが、飛鳥山駅です。

住宅や低層ビルの裏手のようなところにある駅で、2面2線の相対式ホームが設けられています。飛鳥山は江戸時代以来桜の名所として知られる地区で、花見の季節にはたいへんな混雑になります。現在の都電荒川線の前身である王子電気鉄道も、もとをたどれば飛鳥山への花見客を当て込んで路線を敷設したという経緯があります。

駅名の由来

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歴史

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周辺の見どころ

飛鳥山公園

駅から北へ、徒歩2分。江戸幕府八代将軍徳川吉宗によって設置された公園で、江戸時代から続く桜の名所として知られています。一帯は小高い丘になっており、桜の季節以外でも散策に好適。紙の博物館、北区飛鳥山博物館、渋沢史料館があり、あわせて「飛鳥山3つの博物館」と称され、各館が合同して企画を行うこともあります(それぞれ後述)。自走式モノレール「あすかパークレール」が設置されており、だれでも無料で利用できます。終日開放、無料。

【URL】http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/055/005518.htm

紙の博物館

駅から北へ、徒歩4分。紙専門の博物館で、この地に工場を構えていた王子製紙の所蔵資料をもとにしたもので、紙の歴史から製紙技術の進展までを展示。特定業界の博物館としては見せ方にさまざまな工夫が見られ、特に製紙業界に興味がない人でも楽しめるでしょう。月休、300円。

【URL】http://www.papermuseum.jp/

北区飛鳥山博物館

駅から北へ、徒歩4分。北区の地理、歴史、民俗に関する多様な資料がバランスよく展示されています。月休、300円。

【URL】http://www.city.kita.tokyo.jp/misc/history/museum/

渋沢史料館

駅から北へ、徒歩5分。近代日本資本主義初期の実業家、渋沢栄一の生涯を、諸資料とともに紹介。幅広い活動をした人物を扱っているだけに、行動の履歴を追うだけで近代日本の一面をうかがうことが可能な反面、個人崇拝の色合いが濃いのが鼻につく面もあります。月休、300円。

【URL】http://www.shibusawa.or.jp/museum/

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