横浜高速鉄道

 横浜から元町・中華街にいたる地下鉄道などを運営する、横浜市や神奈川県などが出資する第3セクター企業です(本社:神奈川県横浜市)。また、社団法人こどもの国協会が保有していた、長津田―こどもの国3.4kmの施設および第3種鉄道事業免許を譲受しています。

 みなとみらいを走る新線は、当初は東神奈川を起点としてポートサイド地区経由でみなとみらいへ向かい、JR横浜線と相互直通運転を行う構想になっていましたが、JR東日本が乗り入れに難色を示したため、東急東横線と相互直通運転を行うことになったものです。

(2004年12月30日)

【URL】 http://mm21railway.co.jp/www/

★2004年11月2日、元町・中華街にて完乗・全駅乗降。全駅の写真を掲載しています。

みなとみらい21線

 横浜から元町・中華街にいたる4.1kmの鉄道で、全線が地下を走っています。路線や電車は“みなとみらい線”と称されるのが一般的で、「みなとみらい21線」という正式名称はほとんど使われていません。東急東横線と相互直通運転を行っており、事実上1本の路線として運転されています。特急(横浜、みなとみらい、元町・中華街に停車)、通勤特急・急行(新高島以外の各駅に停車)が設定されています。各駅ごとにイメージやカラーリングが設定されており、駅周辺地域の印象を投影して差別化が図られているのが特徴です。

 クイーンズスクエア横浜を中心としたみなとみらい地区へのアクセス向上のほか、馬車道や中華街などの観光地を貫通しているため、開業後の乗車率は上々で、横浜における人の流れを大きく変えることになりました。新規開業路線としては、距離が短く運賃の割高感がさほど大きくないこと(全線でも200円)、直通している東急東横線の高いブランドイメージ、東京有数の繁華街である渋谷と35分程度で連絡したことなどが理由でしょう。

 1992年11月に日本鉄道建設公団によって工事が着手され、2004年2月1日に営業を開始しました。なお、競合区間である東急東横線の横浜―桜木町は、一足早い2004年1月30日かぎりで廃止されています。

(2004年12月30日)

駅一覧

横浜―新高島みなとみらい馬車道日本大通り元町・中華街

乗車履歴

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