坂本から比叡山へ向かうケーブルカーの上り口にあたる駅で、京阪石山坂本線の坂本駅からは、急坂を登っておよそ15分ほどのところに位置しています。比叡山高校のすぐ裏手にあるため、駅前にはケーブルカーとは関係ない高校生を多く見ます。
駅前は駐車場となっておりバスや乗用車が頻繁に出入りしていますが、大きな待合室は現在もそのキャパシティを十分に活かしています。待合室に置かれている木製の古いベンチは、特に夏には涼しげな雰囲気をよく出しています。
国の登録有形文化財となっている駅舎開業当初からのもので、鉄筋コンクリート造りの重厚なものです。二方向の開口部とその上の庇に特徴があるほか、東側(正面右手)と南側(正面左手)では窓が同じなのに屋根の形状が異なるため、二面石を眺めているような錯覚に陥ります。
ホームは2面1線となっており、左側が乗車ホーム、右側が降車ホームというオーソドックスな構成です。車止めの部分には植木が並べられており、見る人の目を和ませます。
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開業当初は、単に「坂本」と称しました。
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2003年10月13日
2006年9月8日、写真を追加のうえ加筆修正
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