河内森からさらに勾配を上った電車は、右へとカーブを描き、終着駅である私市に到着します。
相対式2面2線の櫛形ホームを持つ地平駅で、駅舎はホーム正面に設けられています。かつては実用本位で素っ気ないながら開放的な駅舎でしたが、現在は改築され、三角屋根と大きな丸窓が印象的なものになっています。
駅に向かって右側にはクスノキの大木があり、通路屋根の部分には穴が空いています。
ハイキング客が多く見られます。
確認中。
私市の地名は、『日本書紀』敏達天皇の時代、皇后の部民として「私部(きさいべ)」を置いたことに由来します。現在、交野市の中心部が「私部(きさべ)」、私市駅周辺が「私市」となっていますが、これは後者が大和方面との公益拠点になっていたことを指しているものと推測されます。
信貴生駒電鉄によって開通した際に終着駅として開業しました。
コメント準備中。
(駅周辺には郵便局なし)
2003年7月27日
2006年9月12日、写真を追加のうえ加筆修正
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