JRとは別の駅舎を構えていました

五泉 【廃止】

ごせん Gosen
  • 蒲原鉄道線
  • 今泉 《村松方面》
  • ※隣接駅名は路線廃止直前のものです。
五泉駅
▲五泉駅駅舎《1994年9月4日撮影》

このページは、蒲原鉄道全線廃止前の情報をもとに記載しています。

独立したホームを持ちます

五泉駅に停車中のモハ31形電車
【写真1】五泉駅に停車中のモハ31形電車。《1994年9月4日撮影》

JRとの連絡駅だった五泉駅では、2面3線だったJRホームのさらに外側に、別途蒲原鉄道のホームが設けられていました。

島式ホーム1面2線になっており、かつてはJR側とレールがつながっていましたが、貨物輸送が全国的に縮小された1984年2月1日国鉄ダイヤ改正時に国鉄五泉駅も貨物取扱が廃止され、この際に渡り線が撤去されました[1]

古いホームには待合室が

【写真2】五泉駅に停車中のモハ61形電車。《1998年3月17日撮影》

年季の入ったホームのうち旅客の乗降に使われているのはJRと反対側の面で、「4」の番線表示がありました。JRが1番線から3番線までであり、連番表示になっていました。

ホーム奥には小ぶりな待合室がありました。かつては、小さな詰所と簡易な改札口があり乗車券の確認をしていたといいますが[2]、これは蒲原鉄道村松以西廃止時に撤去されました[3]

JRとは構内を共用

JRホームから蒲原鉄道乗り場を見る
【写真3】JRホームから蒲原鉄道乗り場を見る。《1994年9月4日撮影》

蒲原鉄道ホームとJRのホームは別になっており、JRの外側線から構内踏切を渡って連絡していました。構内はJRと共用になっており、双方の乗り換えには便利な構造です。なお、JR駅本屋との間には跨線橋があります。

なお、JRの駅舎の脇に、隠れるように別途蒲原鉄道の駅舎が設けられており、ここで乗車券類が販売されていました。隣接する南北自由通路はおそらく自治体の設置によるもので、こちらのほうがずっと立派に見えるのがわびしさを誘います。

駅名の由来

確認中。

歴史

詳細は確認中。

1923年10月20日
蒲原鉄道・五泉-村松間が開業し、五泉駅開業。
1999年10月3日
この日かぎりで蒲原鉄道線全線廃止。
  1. 斎藤幹雄「現有私鉄概況 蒲原鉄道」『鉄道ピクトリアル』No.652(1998年4月臨時増刊号)電気車研究会、2014年、162ページ。
  2. 鈴木達夫「15年前の蒲原鉄道の旅」『鉄道ピクトリアル』No.652(1998年4月臨時増刊号)電気車研究会、2014年、98ページ。
  3. 斎藤幹雄「現有私鉄概況 蒲原鉄道」『鉄道ピクトリアル』No.652、162ページ。

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