片面ホームのみの無人駅です。ホームの端と、そこから道路へ降りる階段部分のみに屋根が設けられています。ホームはごく細いもので、通過列車がないからいいようなものの、あまりここで列車待ちをしようという気にはなれそうにありません。
駅周辺は小田原のかつての繁華街で、パブやスナックなどが並んでいますが、すっかり時代の流れに取り残されているような、うらぶれた雰囲気が漂っています。
いっぽう、この駅と東海道線の間には、住宅が並んでおり、線路に向かって洗濯物が泳ぐような光景を見ることができます。
緑町を出た電車は左へ急カーブを描き、東海道線の高架をくぐっていきます。いっぽう、小田原方面を望むと、かつて大雄山鉄道時代に設置された、新小田原駅跡がうかがえます。この駅は、小田原仮駅から延長する形で1927年4月10日に開業しましたが、省線へ乗り入れた1935年6月16日に、その役割を終え、現在の位置に移転しました。
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小田原本駅が開業後、しばらくしてから設置された駅です。大雄山鉄道開通時に設けられた小田原仮駅は、この緑町付近にあったと推測されますが、痕跡は何も見あたりません。
特になし。
【小田原栄町郵便局】駅から北東へ、徒歩3分。未訪。
2005年7月14日
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