3線が一同に集合

木津
きづ
Kizu

木津駅

 関西本線(大和路線)・奈良線・片町線(学研都市線)の分岐駅です。路線名称上では関西本線の中間駅、奈良線および片町線の始発駅ということになりますが、関西本線および奈良線の列車はすべて奈良方面へ乗り入れるため運転系統上では単なる分岐駅といえます。いっぽう学研都市線の列車は、ほとんどがこの木津を始発駅としています(ごく一部が奈良まで乗り入れ)。これは、国鉄時代に3線とも非電化だった当時から変わっていません。

木津駅ホーム

木津駅ホーム。駅舎は新しくなりましたが、ホームおよび上屋には古いものがかなり残っています。《2008年2月8日撮影》

 2面4線を基本としているほか、かつて側線があったためかなりゆったりしています。ホームは平面よりも少し高い築堤上に設けられており、新しくつくられた橋上駅舎がその上にかぶさっています。

 橋上駅舎は2007年7月に供用開始された真新しいものですが、ホームおよび駅舎近辺以外のホーム上屋は古いものがそのまま使われています。ただ、歴史を感じさせる存在だった待合室は、すべて建て直されました。

木津駅改札

木津駅改札。《2008年2月8日撮影》

 改札は2階にあり、南北自由通路を兼ねるコンコースに対しています。自動改札機が設置されており、「みどりの窓口」が終日営業しています。関西本線に多い新しい橋上駅舎の中では、かなりゆったりしたつくりになっています。

 出口は、旧木津町の市街地側にある西口と、これから開発が行われる東口があります。西口には地平駅時代に旧駅舎が設けられており、ここから地下道(駅舎からは少し低い程度の位置)を通ってホームへいたる形になっていました。古い木造駅舎ながら改築が重ねられており、古さを感じさせにくい外観でしたが、いかんせん手狭な印象が否めず、乗降客がいつもあふれていたという印象があります。この旧駅舎は新駅舎竣工に前後して解体されました。

木津駅旧駅舎

木津駅旧駅舎。《1996年3月8日撮影》

 西口にはちょっとした広場があり、簡素なロータリー状になっていますが、私が2008年2月に下車したときには整備工事が行われていました。駅前広場を取り囲むようにマンションなどが立地しています。

 いっぽう東口は、橋上化に伴い新しく設けられた出口です。大きなロータリーにバス乗り場が設けられています。

木津駅東口

木津駅東口。《2008年2月8日撮影》

 上述のとおり橋上駅舎が自由通路となっており、東西を行き来することができますが、このほか、旧駅舎当時駅舎とホームの間を結んでいた地下通路を活用した自由通路が別途、築堤下に設けられています。一部には、鉄道開業当時から使われていると思われるレンガがそのまま残されており、なかなか味な設計になっています。

木津駅東西トンネル自由通路

木津駅東西トンネル自由通路。《2008年2月8日撮影》

 橋上駅舎が供用開始となるまで出口が西側にしかなかったため、駅の西側は旧木津町の市街地、東側は農地が広がるという、対照的な光景が広がっています。駅前には商店がぽつぽつありますが、特に駅前商店街のようなものは形成されておらず、住宅地という雰囲気が濃厚です。

乗り場

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駅名の由来

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歴史

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周辺の見どころ

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2008年3月15日、写真を追加のうえ加筆修正

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