天理線が分岐する乗り換え駅

平端
ひらはた
Hirahata

平端駅

 橿原線と天理線の分岐駅です。両線の線路は駅の北側でつながっており、天理方面からの橿原線直通列車は、発車後に橿原線へ進入する形になります。地平駅で、駅本屋は西側にあり、ホームとの間は地下道で連絡しています。

 橿原線は2面4線となっており、列車の待ち合わせが行われます。橿原線で列車の待避が可能なのはこの平端のみなので、この駅が橿原線ダイヤの軸になっています。

平端駅橿原線ホーム

平端駅橿原線ホーム。《2007年7月16日撮影》

 いっぽう天理線は2面2線で、橿原線との直通列車も天理線ホームから発着します。

 駅舎は一部二階建ての機能的なもので、玄関の柱が存在感を示しているものの、概しておとなしめの印象を与えます。駅は田園地帯に囲まれていることもあって、駅の規模に比べて乗降客は少なくなっています。駅前には小ぶりなロータリーが整備されています。駅の北西側、西名阪自動車道周辺は工業地帯となっており、食品製造業の工場が多数立地しています。

乗り場

 東側(駅本屋と反対側)から順に1番線、2番線、…6番線の順になっています。

駅名の由来

 コメント準備中。

歴史

 天理軽便鉄道が新法隆寺-天理を1915年2月7日に開通させた際には駅は設置されませんでした(同鉄道の中間駅は、安堵、額田部、二階堂、前栽)。天理軽便鉄道が大阪電気軌道に合併されたのち、1922年4月1日に大軌畝傍線(現・橿原線)が郡山(現・近鉄郡山)から旧天理軽便鉄道との交差位置まで延長され、ここに平端駅が設置されています。畝傍線は1923年3月20日に白橿(現・橿原神宮前)まで延長され、これによって平端は中間駅となりました。旧天理軽便鉄道線は、平端以東が天理線、平端以西が法隆寺線となり、天理線は大軌畝傍線の平端開業と同時に改軌・電化されました。なお法隆寺線は、改軌も電化も行われないまま、1952年3月末かぎりでひっそりと廃止されています。

周辺の見どころ

筒井順慶歴史公園【未訪】

 駅から北西へ、徒歩5分。コメント準備中。

額田部窯跡【未訪】

 駅から西へ、徒歩12分。コメント準備中。

額安寺【未訪】

 駅から西へ、徒歩15分。コメント準備中。

2008年1月22日

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