岡寺

おかでら
Okadera

　相対式ホーム2面2線から成る、列車交換可能駅です。それぞれのホーム上には待合室が設けられています。

　改札口は地下に設けられており、線路の東西にそれぞれ出口が通じています。駅の東口には、地上駅時代に使われていた旧駅舎がそのまま存置されています。

　旧駅舎の周囲には空き地が広がっていますが、かつて貨物でも扱っていたのでしょうか。

　駅周辺は、小さな売店があるほかは、カラオケボックスや廃業した飲食店跡があるものの、何もないに近い状態です。駅前を走っている国道169号線には歩道がないため、歩くのには難儀します。国道をわたった先には、一戸建ての民家やアパートが多く目立ちます。いっぽう西側には橿原ニュータウンが広がっています。

　なお、駅名のもととなっている岡寺は、駅から3.5キロほど離れており、ふつうに歩いていくにはつらい距離です。それでも、奈良県最大の古墳である見瀬丸山古墳が近くにあるほか、亀石や橘寺などが徒歩圏内にあり、観光利用が見込めるのですが、飛鳥観光の拠点はひとつ南側の飛鳥駅になっており、岡寺駅はひっそりとしています。

停車列車　[2008年8月現在]

　特急は停車しません。

• 急行・普通ほか　橿原神宮前 ← 岡寺 → 飛鳥

乗り場

　東側から順に1番線、2番線となっています。

• 1.吉野線　吉野口、吉野方面
• 2.吉野線　橿原神宮前方面

駅名の由来

　特記事項なし。

歴史

　吉野鉄道の駅として開業しました。

• 【1923年12月5日】　吉野鉄道が橿原神宮前－吉野口を開通させた際に開業しました。
• 【1929年8月1日】　吉野鉄道が大阪電気軌道に合併され、大軌の駅となります。
• 【1941年3月15日】　大阪電気軌道が参宮急行電鉄と合併、関西急行鉄道の駅となります。
• 【1944年6月1日】　関西急行鉄道が南海鉄道と合併、近畿日本鉄道の駅となります。

周辺の見どころ

見瀬丸山古墳

　駅から北東へ、徒歩4分。コメント準備中。