下町に静かにたたずむ洋館風駅舎

西天下茶屋
にしてんがちゃや
Nishitengachaya

西天下茶屋駅

 2面2線の対向式ホームを構えており、上下線は別改札となっています。このうち下りホームに接する改札には堂々とした風格のある駅舎を構えており、「汐見橋線」の中では随一の貫禄を示している駅です。

 重厚な洋館風の駅舎は、玄関上の窓や高い天井など、戦前の活気に満ちていた時代をそのまま反映しているような格好になっています。おそらく、昭和初期に建造されたものでしょう。この駅舎に通じるホームも、駅舎と歩調を合わせるように古びています。

 いっぽう上り線にも、小なりといえど鉄筋コンクリートの駅舎があり、Rのついた窓口、縦長の窓、丸く太い柱が印象的です。こちらは自動券売機と自動改札があるのみです。

西天下茶屋駅上り改札

上りの駅舎はコンパクトながら、丁寧に作られた建物です。《2003年9月23日撮影》

 駅周辺は庶民的な商店街で、おばさんたちが多数出歩いてはにぎやかに会話をかわしています。駅周辺の道路幅が狭いため、自動車が行き交うこともなく、地に足のついた商店街といった印象ですが、やや活気に乏しいのは古い街の宿命でしょうか。それでも、列車のホームのすぐ脇にまで路地が延びており、東京でいえば都電荒川線の西半分に近い雰囲気です。

 NHKのドラマ「ふたりっ子」の舞台となりました。

駅名の由来

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歴史

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周辺の見どころ

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【西成橘郵便局】駅から東へ、徒歩1分。未訪。

2005年8月29日、写真を追加のうえ加筆修正

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