山岳地帯を延々と走っていく只見線の拠点駅で、駅員が常駐しています。
広い構内に島式ホーム1面2線があり、列車交換が可能になっています。多くの列車がここで長時間停車しますが、路線が長く積雪時のダイヤが乱れやすい只見線では、この只見駅が運転時間におけるバッファの役割を果たすポジションにあります。また、大幅な遅延や運休が発生した場合は、列車の運転を抑止して別系統の列車運行を確保する役割もあります。ホームは鉄骨の上にコンクリートのパネルをわたしたのみの簡素なもので、上屋もなく、駅本屋までは通路を歩いて行くことになります。
駅の構内には転車台があり、只見線でSLが運行される場合などに使用されています。1963年開業という新しい駅にこのような施設があるのは驚きで、只見線が最終期まで蒸気機関車を運転していたことを差し引いても、設備整備の決定が硬直的であった当時の雰囲気をうかがえると思うのは、意地が悪いでしょうか。
駅舎は鉄骨コンクリート造平屋建てのシンプルなものですが、鉄骨は太く本数も多く、豪雪にもびくともしない造りです。
駅は只見町の中心に位置しており、かつては鉄道が最重要な輸送手段として認識されていましたが、会津田島方面へ向かう国道289号線も整備されており、存在感はかなりかぎられたものになっているいようです。それでも、只見線に平行する国道252号線も冬季は通行止めになり、また国道289号線も只見以北は事実上途切れている(いわゆる「酷道」以下の状態)ため、そこに存在意義が残っているといったところでしょうか。
乗り場
番線表示はありません。
- 東側 只見線下り 大白川、小出方面
- 西側 只見線上り 会津坂下、会津若松方面
駅名の由来
確認中。
歴史
詳細は確認中。
- 【1963年8月20日】 国鉄会津線の会津川口-只見間が開通した際に、暫定終着駅として開業。
- 【1971年8月29日】 国鉄只見線の大白川-只見間が開通、中間駅となります。あわせて会津若松-只見間が只見線に編入され、磐越線グループに編入。
- 【1982年7月31日】 この日かぎりで貨物営業廃止。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR東日本の駅となります。
- 【2011年7月30日】 新潟福島豪雨により、只見線の会津坂下-小出間が運休。
- 【2012年10月1日】 只見-大白川間が復旧、営業再開。これに伴い只見線の不通区間は会津川口-只見間となります。
周辺の見どころ
確認中。