片面ホームに、ごく小さな屋根が設けられているのみの無人駅です。ホームはそこそこの幅があり、大きな樹が植わっています。
駅前はけっこうな広さのスペースが確保されており、かつては駅舎があったものと思われます。また、駅の粟生方には貨物を取り扱っていた名残となる空き地が広がっています。自転車駐輪場が備えられていますが、駅ホームの屋根はこれより小さいものです。
この駅付近では戦時中に不時着した戦闘機が引き起こした大きな事故があり[1]、その説明板が立っていました。また、駅前には古井戸がポツンと置かれ、何ともいえない寂しい雰囲気を出しています。
駅前には民家が数戸集まっており、ホームの反対側には水田が広がっています。
地名である網引の由来は不詳ですが、かつては低湿地で漁撈が行われていたことを示すものでしょうか。
播州鉄道が粟生-北条町を開通させた際に設置された駅です。当初は一般駅でしたが、1962年2月末かぎりで貨物営業が廃止されています。
特になし。
2007年12月23日
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