急傾斜上に設けられている駅

池場
いけば
Ikeba

池場駅

 国道151号線沿いに、民家が数戸集まっている脇に設けられた小駅です。国道からは舗装の荒れた路地を通り、倉庫などが並ぶ脇に位置しています。簡素な待合スペースがあるのみで、駅舎などはありません。

池場駅入口

池場駅入口。《2008年8月23日撮影》

 傾斜地にあるため、ホームそのものが勾配中にあるほか、豊橋方は切り通しになっています。ホーム中ほどには、両方向が下を向いた勾配標がたっており、この駅がサミットに位置していることを示しています。

 柿平と同様に乗降客数は非常に少なく、普通列車の中には通過する便もあります。

 駅の周辺には水田や畑があり、農家がぽつぽつありますが、集落と呼べるかどうかは微妙な規模です。

停車列車 [2009年5月現在]

 特急列車は停車しません。また、一部の普通列車も通過します。

駅名の由来

 水が湧出する地点があることを示したものと思われます。

歴史

 三信鉄道開通後に設けられた駅です。

周辺の見どころ

池之神社

 駅から西へ、徒歩10分。道路に面した森の中にある小さな神社です。境内にある大きいケヤキは「竜ヶ池」と呼ばれる緑色に濁った池に面しており、モリアオガエルの産卵場所になっているといいます。三河川合から池場まで歩くような酔狂な方は、ここで休憩を取るとよいでしょう(脚力にもよりますが、歩くと2時間半は優にかかります)。

2009年9月20日

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