相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、新清水方面行き乗り場の先頭側に駅舎があります。新静岡、新清水両駅とともに、全駅自動改札機導入後も駅員がおり、定期券の販売を行っています。両ホーム間は構内踏切で連絡しています。扇形と長方形ブロックを組み合わせたモダンな駅舎が印象的です。
駅のすぐ北側にJR草薙駅があります。静岡鉄道とJR東海道本線はほぼ全線にわたって平行していますが、JRの清水、東静岡、静岡各駅は静岡鉄道の駅と少し離れていたりわかりにくい位置にあったりするため、この草薙駅が乗換駅になっているといえるでしょう。乗り換え客を対象とした商店も多く、静岡清水線の中間駅では随一の賑わいを見せています。
草薙の地名は、この地に伝わるヤマトタケル伝承によります。すなわち、火に囲まれたヤマトタケルが、草薙剣をもって草を刈り払い難を逃れたというもので、ヤマトタケルが失意のうちに没したのち、景行天皇がこの地に剣をご神体とした社を建てたことから、草薙という名が付いたというものです。なお、焼き払われたとされる地には、焼津という地名が残っています。
確認中。
駅から南へ、徒歩8分。住宅街の高台に整備されている公園が古墳ですが、住宅開発のために多くは姿を消しており、現在は1基の一部が残るのみです。史跡公園というよりは住宅地の中の公園というカラーが濃厚でした。散策自由。
駅から南東へ、徒歩20分(路線バスの便あり)。ヤマトタケルを祭神とする神社で、武神として尊崇を集めてきました。現在有名なのは例年9月の例大祭で、ここで上げられる烽火の花火は圧巻です。拝観自由。
《乗り換え》JR東海-東海道本線
2007年1月26日