ひたちなか海浜鉄道

茨城交通が不採算である湊線の廃止を表明したことを受け、同線の受け皿として設立された第3セクター企業です(本社:茨城県ひたちなか市)。設立は茨城交通からの新設分離という形式を取り、発足当初の出資比率ははひたちなか市51%、茨城交通49%でした。

なお茨城交通は、茨城県内に多数のバス路線を有し、不動産業でも大きな規模を誇っている独立系企業です(本社:茨城県水戸市)。戦時統制によって、県下の鉄道会社とバス会社(茨城鉄道、水浜電車、袋田温泉自動車)が統合されてできた会社ですが、現在も走っている鉄道線は湊線のみです。

(2004年12月27日)
(2008年7月1日、加筆修正)

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【Link】 ひたちなか海浜鉄道公式Webサイト

★1994年8月2日、勝田にて完乗。2004年3月25日、平磯にて全駅乗降(その後開業の高田の鉄橋のみ未乗降)。

常磐線の勝田から、那珂湊を経由して海水浴場のある阿字ヶ浦にいたる、14.3kmの非電化路線で、全線が単線です。工業と軍事の町である旧勝田市、水産業の町である旧那珂湊市を結び、夏には海水浴客で賑わいます。比較的新しい自社発注車のほか、羽幌炭礦鉄道から譲受した国鉄標準型ディーゼルカーも運用されています。昼間時間帯は原則として単行で、ワンマン運転が実施されています。

那珂湊が運転の拠点となっており、木造の重厚な駅舎と広い車両基地を擁しています。この那珂湊と、JR連絡駅である勝田をのぞく全駅が無人化されています。

1913年に湊鉄道として勝田-那珂湊が開業し、1924年には磯崎まで開通、1928年には阿字ヶ浦までの全線が開通しました。1944年8月1日、合併して茨城交通湊線となっています。

(2004年12月27日)

駅一覧

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乗車履歴

  • 勝田-阿字ヶ浦 1994年8月2日

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