埼玉高速鉄道の終着駅です。ここ浦和美園駅直近をのぞき埼玉高速線は全線が地下を走っていますが、この浦和美園は例外的に、ホームが地平に設けられており、その上に東西自由通路を兼ねた橋上駅舎が建つという形になっています。もっとも、地平区間はごく短いうえ、橋上駅舎が大きく採光が遮られることもあって、電車で駅に到着しても、ホーム位置が地平なのか地下なのか判然としません。
駅舎は鉄筋3階建てで、1階がホーム、2階がコンコースとなっているほか、3階が埼玉高速鉄道の本社となっています。2010年になっても、いまだに2002年のワールドカップを描いた絵が壁面に大きく出ているのは、いささか
通常は島式ホーム1面2線の両側を交互に使用していますが、臨時列車発着時や多客時には、通常のホームからみて東側にある片面ホームを使用します。さらに、この東側には線路を敷設できるスペースがあり、路線を延長した場合の緩急接続などを想定した設備と思われます。
コンコースはごくオーソドックスなつくりになっていますが、スペースにはかなり余裕をもってつくられています。これは、浦和美園駅が埼玉スタジアムの最寄り駅で、2002年に開催されたサッカーワールドカップ開催時やJリーグ開催日などの波動需要に対応するものでしょう。もっとも、駅事務室と改札があるのみで売店もなく、試合やイベントがない日には寂しさが拭えません。
駅の東側には巨大なロータリーが整備されています。駅前にはビルがいくつか建っているのみで、いまだに未造成の空き地がたくさん残っていますが、埼玉スタジアムやイオンのショッピングセンターなどが駅から徒歩圏内にあり、また路線バスも多く発着しています。直近は開業以来あまり変わっていないようにみえますが、駅から少し離れたところではかなり開発が進んでいます。
いっぽう西側はほとんど開発が進んでおらず、訪れたときには農地や荒れ地が広がっている程度で、これといったものは見当たりませんでした。
埼玉高速鉄道線の終着駅として定着した浦和美園駅ですが、この先も線路が伸びており、車両基地へと続いています。また、将来的には岩槻方面への延伸が予定されていますが、実際には工事などは行われておらず、計画段階で止まっているようです。
乗り場
西から順に、1番線、2番線、3番線となります。
- 1.埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷、赤羽岩淵方面
- 2.埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷、赤羽岩淵方面
- 3.埼玉高速鉄道線 鳩ヶ谷、赤羽岩淵方面(臨時列車および多客時のみ)
駅名の由来
確認中。なお、建設時の仮称は「浦和大門」でした。
歴史
- 【2001年3月28日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。