高架上の島式ホーム1面2線から成る駅です。今宮戎と同様、停車するのは高野線の各停のみで、南海線の電車はホームがないため通過します。
ホームは何の変哲もないものですが、屋根の支柱がアーチ型をしているなど、なかなか凝った物になっています。さらに、改札を降りた直後に見られる高架柱も同様の形をしているのは、単なる偶然とは思えません。
改札は駅の直下に設けられています。交通バリアフリー法上の特定旅客施設に該当しているのかどうかわかりませんが、改札からスロープが設置され、エレベータも設けられています。駅出口の周辺には安価な飲食店が並んでいます。
駅の周辺は日雇い労働者が集結している地域で、「あいりん地区」と呼ばれています。大阪ミナミのほかの地区とは異なった、一種独特の雰囲気があります。巷間語られるほど、身の危険を感じることはありませんが、カメラを携行したりメモ取りをしたりするのはやめたほうがよいですし、不用意に立ち止まるのも避けるべき。周囲を散策する場合は、万一の場合に備えて、身軽な格好にしておけば、過度に心配する必要はないでしょう。
かつて、天下茶屋から天王寺へ分岐していた天王寺支線の天下茶屋-今池町が部分廃止された際、この萩ノ茶屋が今池町との連絡駅となり、萩ノ茶屋と今池町の間を徒歩連絡すれば前後の運賃は通算されていましたが、天王寺に行くときにこのルートを歩いた人がどの程度いるかは疑問です。
コメント準備中。
確認中。
特になし。
2005年8月18日