千葉ニュータウンの中核地として位置づけられている駅です。堀割の中に島式ホーム1面2線が設けられ、ホームの上に鉄骨造りの駅が設けられているという点では小室以西3駅と同様です。ただし、階段がかなり幅広になっており、ホームからコンコースまでの流れは比較的スムーズです。
ホームの北側には非常に広いスペースが広がっていますが、これはかつて計画された成田新幹線の駅を設けるためのスペースでした。現在では転用のめどもなく、草が伸びるのみです。
コンコースもこれまでの3駅とは異なり、かなりゆったりしたスペースをもって作られているほか、天井が凸の字状のルーフを備えており、開放感があります。機能性のみの駅では殺風景になるという反省か、あるいは資金に余裕のあった公団の建造によるものかはわかりませんが、デベロッパーが直接関与した結果であることは間違いないでしょう。
自動改札機の数もかなり多くなっています。このほか、有人改札窓口とは別の出札窓口が設けられているほか、大きなコンコースにはコンビニが入り銀行のATMも置かれるなど、設備面ではなかなかの規模になっています。
南北を結ぶ通路が駅出口につながるのも、小室以西3駅と同じですが、千葉ニュータウンのそれは非常に通路の幅が広く、単なる自由通路ではなく、歩行者専用のメインストリートといった印象を与えます。通路には花壇が整備されているほかベンチも置かれており、好天時には待ち合わせに最適な場所になっています。
私が最初に下車したときは駅周辺がほとんど開発されておらず、特に南側では印西郵便局のみが目立つという状態でしたが、駅周辺の開発が急速に進んでおり、大規模商業施設や大手企業の研究所などが立地するほか、東京電機大学も近くにあります。駅の近くには公園が多いのも特徴で、道路も自動車、歩行者双方が使用しやすくなっています。
停車列車 [2010年10月現在]
アクセス特急以下の各列車が停車します。
乗り場
南側から順に、1番線、2番線となります。
- 1.北総線上り 新鎌ヶ谷、京成高砂方面
- 2.北総線下り 印西牧の原、印旛日本医大方面
駅名の由来
確認中。
歴史
小室以東は、住宅・都市整備公団(→都市基盤整備公団→独立行政法人都市再生機構)の鉄道で、運転管理が北総開発鉄道に委託という形態を取っており、これは大阪府都市開発の泉北高速鉄道線(南海に委託)と類似のものでした。1988年4月1日に鉄道事業法で第一種・第二種・第三種の区別が発生すると、この区間は第二種鉄道事業者が北総開発鉄道、第三種鉄道事業者が住宅・都市整備公団となりました。
- 【1984年3月19日】 住宅・都市整備公団の千葉ニュータウン線が小室-千葉ニュータウン中央間で開通し、同社の暫定終着駅となります。
- 【1988年4月1日】 北総開発鉄道が小室-千葉ニュータウ間ンにおいて第二種鉄道事業者となり、公団は第三種鉄道事業者となります。
- 【1995年4月1日】 北総開発鉄道北総・公団線が印西牧の原まで延伸され、中間駅となります。
- 【2010年7月17日】 成田スカイアクセス開通、アクセス特急の停車駅となります。
周辺の見どころ
確認中。