稲荷大社を意識した朱塗りの駅舎が目を引く駅

稲荷

いなり
Inari
稲荷駅
▲稲荷駅駅舎《2005年7月18日撮影》
稲荷駅駅舎玄関
【写真1】稲荷駅駅舎玄関。《2005年7月18日撮影》

“おいなりさん”として信仰を集める伏見稲荷大社の最寄り駅で、年末年始には多数の人で賑わいます。

相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、駅本屋は木津方面行きホームに面しており、京都方面行きホームとの間は跨線橋で連絡しています。

駅舎自体は小さく、周囲の建物に埋もれるように見えますが、柱を朱色に塗ることで社殿風の建物らしい彩りを見せています。

駅舎の構造自体は取り立てることもないシンプルなものですが、柱だけでなく、細かいところまで意外な細工が施されています。

稲荷駅ランプ小屋
【写真2】稲荷駅ランプ小屋。《2005年7月18日撮影》

稲荷駅の脇には、レンガ造りのランプ小屋が現存しています。これは、奈良線の京都-稲荷がかつて東海道本線であり、南側を迂回して大津方面と結ばれていた時代の名残です。

駅の周辺は住宅地ですが、参拝客を見込んだ和食処などが目に付きます。伏見稲荷大社の参道は駅を出てすぐです。

停車列車 [2011年7月現在]

確認中。

乗り場

確認中。

駅名の由来

伏見稲荷大社から取られた駅名です。

歴史

鉄道草創期の1879年、京都と大津方面を結ぶ路線として京都-大谷が開通した際に設置された駅です。東海道本線が全通後は、東京から神戸までを結ぶ幹線上の駅でしたが、1921年に馬場(現、膳所)と京都を結ぶ東山トンネル経由の短絡線が開通すると稲荷-馬場は廃止され、残った稲荷-京都は奈良線となりました。

周辺の見どころ

伏見稲荷大社

 

伏見稲荷大社。《2005年3月14日撮影》

 駅から徒歩3分。コメント準備中。

【URL】http://inari.jp/

その他

【奈良線】 木津上狛棚倉玉水山城多賀山城青谷長池城陽新田JR小倉宇治黄檗木幡六地蔵桃山JR藤森稲荷東福寺京都

2007年6月4日、写真を追加のうえ加筆修正

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