“おいなりさん”として信仰を集める伏見稲荷大社の最寄り駅で、年末年始には多数の人で賑わいます。
相対式ホーム2面2線から成る地平駅で、駅本屋は木津方面行きホームに面しており、京都方面行きホームとの間は跨線橋で連絡しています。
駅舎自体は小さく、周囲の建物に埋もれるように見えますが、柱を朱色に塗ることで社殿風の建物らしい彩りを見せています。
駅舎の構造自体は取り立てることもないシンプルなものですが、柱だけでなく、細かいところまで意外な細工が施されています。
稲荷駅の脇には、レンガ造りのランプ小屋が現存しています。これは、奈良線の京都-稲荷がかつて東海道本線であり、南側を迂回して大津方面と結ばれていた時代の名残です。
駅の周辺は住宅地ですが、参拝客を見込んだ和食処などが目に付きます。伏見稲荷大社の参道は駅を出てすぐです。
停車列車 [2011年7月現在]
確認中。
乗り場
確認中。
駅名の由来
伏見稲荷大社から取られた駅名です。
歴史
鉄道草創期の1879年、京都と大津方面を結ぶ路線として京都-大谷が開通した際に設置された駅です。東海道本線が全通後は、東京から神戸までを結ぶ幹線上の駅でしたが、1921年に馬場(現、膳所)と京都を結ぶ東山トンネル経由の短絡線が開通すると稲荷-馬場は廃止され、残った稲荷-京都は奈良線となりました。
- 【1879年8月18日】 開業。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR西日本の駅となります。
周辺の見どころ
伏見稲荷大社
駅から徒歩3分。コメント準備中。
【URL】http://inari.jp/
その他
- 第1回「近畿の駅百選」(国土交通省近畿運輸局)選定駅。