温田駅は泰阜村に所属していますが、天竜川を挟んだ西側にも一体化した集落があり、こちらは阿南町に属していることから、むしろ阿南町の玄関口という位置づけが濃厚です。天竜川に架かる南宮大橋の向こうには、長野県立阿南高校や長野県立阿南病院が立地しています。
島式ホーム1面2線から成る駅です。ホームの北西側にある駅本屋との間は構内踏切で連絡しているほか、構内には側線が設けられ、作業用車が停まっていました。ホーム上には年季の入った木造の待合室が、駅舎とは別に設けられています。
駅舎は木造平屋建てのコンパクトなものです。無人化されていますが、駅舎は地元農協の販売店として活用されており、駅舎内では地元で収穫された農作物が販売されています。また、事務室の一部は保安要員の詰所として利用されているようです。
駅前の道路は1.5車線と狭くなっていますが、駅前には商店が数戸あり、これまでの各駅に比べると生活の気配が濃厚に感じられます。
また、駅のすぐ脇の小スペースは路線バスの回転場となっており、この温田駅が地元交通の拠点となっていることがうかがえます。信南交通といえば、旧式のバスを長らく使い続けてきたことでバス好きの間では有名な会社ですが、駅前まで入っている信南交通の路線バスは2010年3月末かぎりでの全廃が予定されています。
特急が停車します。
西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線となります。
確認中。
三信鉄道開通の際に設置されました。
コメント準備中。
2009年9月28日