飯田線は、2020年7月5日に発生した令和2年7月豪雨に伴う災害のため、水窪-平岡間が運休となっています。(2020年7月18日現在)

山岳区間の拠点駅

平岡

ひらおか
Hiraoka
平岡駅
平岡駅駅舎。2007年7月28日

 

平岡駅ホーム
写真1平岡駅ホーム。2007年7月28日

飯田線山岳区間における中核駅で、天龍村の拠点駅でもあります。

駅は谷が少し広くなったところに設けられており、島式ホーム1面2線のほかに側線が広がっています。辰野方に構内踏切があり、西側にある駅本屋へと連絡しています。

駅舎は、天龍村営の総合観光施設「ふれあいステーション龍泉閣」の中に入っており、駅業務も同施設の職員に委託されています。特急停車駅であり「みどりの窓口」も営業しています。

「ふれあいステーション龍泉閣」は鉄筋4階建てですが、路盤および駅改札、駐車場は2階に相当するため、駅を降りてすぐに建物を振り返る、あるいはホームから建物を見ると、3階建てに見えます。観光案内所、飲食店、宿泊施設や温泉などが同居しています。

 

平岡駅旧駅舎
写真2平岡駅旧駅舎。1995年3月24日

かつての平岡駅舎は、ホームの豊橋方の構内踏切を渡った先にあり、木造平屋建のものでした。

もともとは水運の拠点として繁栄した地域ですが、平岡ダムの完成後林産物の水運輸送は事実上ストップしてしまいました。

停車列車 [2020年7月現在]

特急「伊那路」が停車します。

乗り場

駅本屋側(西側)から順に1番線、2番線となります。

  • 1.飯田線下り 天竜峡、辰野方面
  • 2.飯田線上り 中部天竜、豊橋方面

駅名の由来

平岡の名称は当時の村名で、満島村と鶯巣村が合併した際に付された名称です。由来は不詳ですが、谷が深い地域であることを裏返しにした、希望を求めての人工的な地名でしょう。平岡への駅名改称は、平岡ダムが完成した直後の1952年ですが、平岡村は1956年9月に神原村と合併して天龍村となっており、駅名が村名を表していた期間はわずか4年たらずでした。

歴史

三信鉄道開通の際に設置されました。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1936年(昭和11年)4月26日
三信鉄道・満島(現・平岡)-温田間が開業した際、「満島(みつしま)」駅開業。
1936年(昭和11年)12月30日
三信鉄道・小和田-満島間が開業、中間駅となります。
1943年(昭和18年)8月1日
三信鉄道の国有化に伴い、国有鉄道(鉄道省)飯田線の駅となります。
1951年(昭和26年)8月1日
満島-為栗間が新線に切り替え、中間にあった遠山口駅は廃止。
1952年(昭和27年)11月15日
駅名を「平岡」に変更。
1982年(昭和57年)6月13日
鶯巣-平岡間が新線に切り替え。
1984年(昭和59年)1月20日
この日限りで貨物営業廃止。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
2001年(平成13年)4月2日
新駅舎供用開始。
2012年(平成24年)4月1日
無人化[1]
2020年(令和2年)7月5日
令和2年7月豪雨に伴う水害に伴い、長山-駒ケ根間が運休。
2020年(令和2年)7月12日
平岡-天竜峡間が復旧、平岡以北で運転再開。

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

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