雑司が谷から南下すると、副都心線は明治通りの直下に入り、これは終点の渋谷まで続きます。この先で東西線と交差しますが、この交差部分には連絡駅は設けられていません。島式ホーム1面2線から成る駅です。
西早稲田駅は、明治通りと諏訪通りの交差点直下に設けられており、南西側に早稲田大学西早稲田キャンパス(旧大久保キャンパス)、南東側に都立戸山高校および学習院女子大学があります。特に、早稲田大学との間は地下通路で直結しており、このため学生の利用が多く目立つ駅です。
駅の周辺、諏訪通りの北側には小さめの雑居ビルや住宅がびっしり並んでおり、路地裏に入ると山の手の静かな雰囲気が残っています。いっぽう駅西側の諏訪通り沿いにはかつて練兵場があり、現在ではアパートや戸山公園が整備されていますが、このあたりの戸山公園にはホームレスが多く、あまり気軽に散策できる雰囲気ではありませんでした。
停車列車 [2010年2月現在]
急行および通勤急行は通過します。
乗り場
東から順に、1番線、2番線となります。
- 1.副都心線 新宿三丁目、渋谷方面
- 2.副都心線 池袋、小竹向原方面
駅名の由来
既存の東西線早稲田駅から見て西側に位置しているために付けられたものです。なお地名としての「西早稲田」は、神田川、早稲田大学大隈講堂周辺、諏訪通り、明治通りで囲まれた一帯を指しており、むしろ東西線早稲田駅のエリアでしょう。
歴史
詳細は確認中。
- 【2008年6月14日】 池袋-渋谷が開通した際に開業。
周辺の見どころ
確認中。
「都の西北」のフレーズで知られる早稲田大学が最初に開いたキャンパスは、地下鉄早稲田駅と都電早稲田駅を結んだ直線上にあり、現在でも政治経済学部や法学部などの各学部が置かれています。いっぽう理工系については、こことは離れた大久保エリアに別のキャンパスが設けられ、こちらには創造理工学部などの理工系学部が置かれています。キャンパスの名称は、それぞれ地名をとって「西早稲田キャンパス」「大久保キャンパス」と呼ばれていました。
ところが、地下鉄副都心線西早稲田駅が開業すると、「西早稲田キャンパスの最寄り駅は西早稲田駅ではなく早稲田駅である」「西早稲田駅と直結するのは西早稲田キャンパスではなく大久保キャンパスである」となって混乱を招くことになります。このため早稲田大学では、まず2008年6月14日の地下鉄西早稲田駅開業に先立ち、2008年4月1日に従来の「西早稲田キャンパス」を「早稲田キャンパス」と改称。次いで2009年4月1日に従来の「大久保キャンパス」を「西早稲田キャンパス」と改称しました[1]。
宣伝目的でも何でもなく、利用者の駅名のために大学のキャンパス名が書き換わるというのは珍しいでしょう。なお、都バスの停留所は地下鉄開業後も変更はなく、早稲田大学西早稲田キャンパス最寄りは「都立障害者センター前」、早稲田大学早稲田キャンパス西門最寄りは「西早稲田」のままで、こちらの「西早稲田」はオリジナルの地名をそのまま反映させています。
- 早稲田大学公式Webサイトによる(2010年2月28日確認)。