信楽線の終着駅です。車両基地がありディーゼルカーが待機しているほか、信楽高原鐵道唯一の有人駅として乗車券類の販売や集改札が行われています。
駅舎は信楽線転換に際して新築された鉄筋平屋建のもので、四角錐(正面から見ると三角形)の屋根が3つ、横に並ぶ形状になっています。
待合室のかなりの部分は土産物販売スペースとして利用されています。また、駅の玄関を入って左側には信楽焼のギャラリーを兼ねた販売コーナーが設けられていました。
相対式ホーム2面2線が基本ですが、実際には駅本屋前の1面1線が使われており、対向ホームは臨時便の発着などに使われているのみで、両ホームを結ぶ構内踏切は下がりっぱなしになっています。対向ホームには、タヌキを中心に信楽焼の置物が多数並んでいます。
信楽はタヌキの焼き物で有名で、駅を出てすぐ左側には巨大なタヌキがデンと立っているほか、街中のいたるところでタヌキが見られます。旧信楽町の中心部にある信楽伝統産業会館では、信楽焼に関する資料を数多く展示しており、一見の価値があります。
国鉄時代には、この信楽から路線を延長して関西本線の加茂にいたる路線の敷設が計画されていましたが、着工されることなく終わりました。現在、近江鉄道本線と信楽高原鐵道線を一体化させたうえで京阪奈学研都市と連絡させる「びわこ京阪奈線」構想が浮上しています[1]が、建設へ向けての具体的な動きにはいたっていません。
駅名の由来
確認中。
歴史
信楽線が開通した際、終着駅として設置されました。貨物営業は1982年9月かぎりで廃止されています。
- 【1933年5月8日】 開業。
周辺の見どころ
確認中。
その他
- 第3回「近畿の駅百選」(国土交通省近畿運輸局)選定駅。
- 滋賀県公式Webサイト「びわこ京阪奈線(仮称)鉄道構想」(2007年3月30日更新)。