阿佐海岸鉄道DMV導入に向けた施設工事のため、牟岐線は牟岐-海部間が運休(バス代行)となっています。(2020年7月20日現在)

接続駅は高架上の無人駅

海部

かいふ
Kaifu
海部駅
海部駅。2012年6月30日

高架上に相対式ホーム

海部駅ホーム
写真1海部駅ホーム。2012年6月30日

牟岐線の終着駅である海部駅は、海部川を渡った先の平野部に位置しており、相対式ホーム2面2線が高架上に設けられています。

阿佐海岸鉄道との境界駅

海部駅ホーム(奥は阿佐海岸鉄道阿佐東線)
写真2海部駅ホーム(奥は阿佐海岸鉄道阿佐東線)。2012年6月30日

JRと阿佐海岸鉄道の接続駅にして共同使用駅となっていますが、どちらの駅も無人駅で、運賃は車内精算になります。

東側のホームがJR方面、西側のホームが阿佐海岸鉄道方面となっており、駅名標もこれに準じて1番線にJR仕様の、2番線に阿佐海岸鉄道仕様のものが設置されています。

役割を失ったトンネル

海部駅から徳島方にあるトンネル
写真3海部駅から徳島方にあるトンネル。2012年6月30日

ホームの徳島方から見ると、回りに何もない謎のトンネルが目に入ります。これは、かつて丘陵地帯を抜けるためにトンネルで線路を通したものの、その後の住宅開発等によって山が崩され、結果としてトンネルの構造物のみが残ってしまったものです。建設からそれほど年月がたっているわけではなく耐久性に問題がない以上、この珍トンネルはまだしばらく見られるでしょう。

高架線上に構内踏切

海部駅構内踏切
写真4海部駅構内踏切。2012年6月30日

2つのホームの間は構内踏切で連絡しています。高架上に構内踏切があるのは全国的にも非常に珍しいものです。

ホームから町並みが見えます

海部駅ホームから駅周辺を見る
写真5海部駅ホームから駅周辺を見る。2012年6月30日

ホームは高架上の高い場所にあるため、駅からは海部の町並みがよく見えます。

ホームと地平の間は階段が連絡

海部駅階段
写真6海部駅階段。2012年6月30日

ホームから地平へは階段で行き来します。階段には屋根が設けられています。

高架下には観光案内所がありました

海部町観光案内所
写真7海部町観光案内所。2012年6月30日

私が2012年に訪問した際には、駅の高架下にあずまやのようなファサードを備える観光案内所が設けられていましたが、その後観光案内所は閉鎖した模様で、高架下には交流施設「あまべの杜」が入居したとのことです[1]

かつてはきっぷを販売

海部駅きっぷ売り場
写真8海部駅きっぷ売り場。1993年3月2日

かつては高架下にきっぷ売り場があり、JRおよび阿佐海岸鉄道の両社の乗車券類を販売していましたが、2012年6月時点ではすでに販売は取りやめになっていました。

この先の阿佐海岸鉄道との間は、かつて特急を含めて多くの列車が直通運転を行っていましたが、2020年6月時点では全便が当駅で乗換えとなります。

乗り場

東側から順に1番線、2番線となります。

  • 1.牟岐線上り 阿南、徳島方面
  • 2.阿佐海岸鉄道阿佐東線 宍喰、甲浦方面

駅名の由来

確認中。

歴史

牟岐-海部間が開業した際に設置された駅です。

略年表(クリックまたはタップで開閉)
1973年(昭和48年)10月1日
国鉄牟岐線・牟岐-海部間が開業した際、浅川駅開業。当初から旅客のみの取扱いでした。
1987年(昭和62年)4月1日
国鉄の分割民営化に伴い、JR四国の駅となります。
1992年(平成4年)3月26日
鉄建公団阿佐東線(B線)が開業し、阿佐海岸鉄道阿佐東線との接続駅となります。
2020年(令和2年)7月18日
阿佐海岸鉄道DMV導入に向けた施設工事のため、牟岐線・牟岐-海部間が運休(バス代行)[2]

駅周辺

確認中。

近隣の見どころ

確認中。

  1. 徳島新聞「海部駅に交流施設 住民団体、高齢者と子どもつなぐ(2016年1月28日)。
  2. 四国旅客鉄道 プレスリリース「牟岐線牟岐駅・海部駅間バス代行輸送について (2020年6月15日)。

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