工業団地脇の無人駅

サッポロビール庭園

さっぽろびーるていえん Sapporobeerteien
サッポロビール庭園駅
▲サッポロビール庭園駅西口《2012年2月12日撮影》

島式ホームと跨線橋はあるものの

サッポロビール庭園駅ホーム
【写真1】サッポロビール庭園駅ホーム。《2012年2月12日撮影》

千歳線南千歳以北の区間は、道内でも屈指の輸送稠密地域ですが、その中で異彩を放つ駅が、このサッポロビール庭園です。

いざ駅に降り立ってみると、島式ホーム2面4線と跨線橋があるのみで、ほかには何もありません。

待合スペースは跨線橋のホーム側部分に

サッポロビール庭園駅跨線橋待合スペース
【写真2】サッポロビール庭園駅跨線橋待合スペース。《2012年2月12日撮影》

跨線橋で外に通じていますが、この跨線橋のホーム側の部分が待合室となっているのみで、職員用のスペースが皆無の、純然たる無人駅仕様です。ICカード対応の簡易型改札機が置かれています。

利用者よりも通過待避が目的か

サッポロビール庭園駅跨線橋
【写真3】サッポロビール庭園駅跨線橋。《2012年2月12日撮影》

駅名を見ると観光客向けのようにも見えますが、実際には観光客を意識した案内などはあまりなく、普通列車でも通過する便があります。しかし、2面4線という配線のため、ここで列車の通過待避を行うことが多く、むしろこちらが主眼になっているように思われます。なお、1990年7月の開業当初には待避線は敷設されておらず、9月のダイヤ改正時から供用開始となりました[1]

西側に出ると工場見学も

サッポロビール庭園駅東口
【写真4】サッポロビール庭園駅東口。《2012年2月12日撮影》

駅の西側には工業団地があり、その南側に、駅名ともなっているサッポロビール北海道工場があります。工場見学を行っているため、そのためのアクセスとしての利用価値はありそうです。いっぽう駅の東側にも出口がありますが、こちらは特にこれといったものはなく、自動車での送迎以外はこれといった役割がなさそうです。

停車列車 [2015年1月現在]

普通列車の一部は通過します。

  • 普通 恵庭サッポロビール庭園長都

乗り場

東側から順に、1番線、2番線、3番線、4番線となります。

  • 1-2.千歳線 千歳、苫小牧方面
  • 3-4.千歳線 北広島、札幌方面

駅名の由来

確認中。

歴史

JR化後に開業した駅です。

1990年7月1日
開業。

周辺の見どころ

確認中。

  1. 『北国の走者II』(鉄道ピクトリアル2007年6月号別冊)電気車研究会、72ページ。

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