両隣の駅には2キロにも満たず

尾白内駅の西側は、市街地とまではいかないまでも住宅が並ぶ区間になります。尾白内から東森までは1.6km、東森から森までは1.8kmと、都市圏を外れた北海道としては例外的に駅間距離が短くなっていますが、これは私鉄上がりの区間ゆえでしょうか。すなわち東森駅は、両隣の駅いずれにも2キロも離れていないといえます。
尾白内駅の西側は、市街地とまではいかないまでも住宅が並ぶ区間になります。尾白内から東森までは1.6km、東森から森までは1.8kmと、都市圏を外れた北海道としては例外的に駅間距離が短くなっていますが、これは私鉄上がりの区間ゆえでしょうか。すなわち東森駅は、両隣の駅いずれにも2キロも離れていないといえます。
ホームは線路の南側に片面のみ、駅舎は北側にあるため、ホーム中ほどの階段で構内踏切を渡って行き来します。構内踏切には遮断機はありません。なぜ駅舎側にホームを設けなかったのかはよくわかりません。ホームは線路側のみコンクリート舗装されていますが、それ以外の部分は土盛りのままで、線路の反対側は一部崩れています。
北西側には構内が広かった当時からそのままと思われるエリアがあり、レールが積まれていました。おそらくは多くの側線があったものと思われ、貨物営業も盛んだったことがうかがえます。奥に見えるのは狗神岳でしょうか。
駅舎と反対側、すなわち南側にも出ることができます。裏口といってよいのでしょうが、池田園のようにどうみても非公式のものというわけではなく、簡素ながら階段が整備されて手すりも用意されています。
駅の南側には住宅地があり、それなりの人の行き来があります。
砂原線を通るのは、各駅停車の短編成旅客列車(一部は流山温泉駅を通過)と、線内は停車しない長編成貨物列車のみで、このため東森駅でも、時刻表に記載のない時間帯に、不意に列車の接近放送がある場合があります。こういう場合は、貨物列車が通過します。
駅舎は大柄な三角屋根が目を引く個性的なものです。屋根といっても、地面に近く膝の高さあたりまで延びており、建物そのものが三角形にさえ見えます。さらに、妻面が黄色、屋根が赤色という、非常に目につきやすいカラーリングになっていることもあり、車内から見るだけでも存在感を示しています。駅周辺がやや殺風景な空間であるだけに、このように派手な色を使ったのでしょうか。
駅舎の中は外観そのままという印象で、天井だけでなく壁まで内側に倒れ込むように迫っているため、敷地面積に比べてずいぶん窮屈な印象を受けます。
かつてはかなり荒れていたようですが、その後本格的な補修がなされたようで、壁面はかなりのっぺりしています。前世紀末は砂原線を利用する高校生のマナーが非常に悪かったのを複数回目の当たりにしており、さもありなん、と思ったしだい。
駅前には美容院か喫茶店のような趣の店舗がありますが、どのような店かは定かではなく、単に住居としてのみ使われているのかもしれません。
森港がすぐ近くにあるためでしょう、東森駅周辺には水産加工の工場が多く、それも地元漁師の経営によると思われる小規模なものから、大資本による大手のものまで、さまざまです。通勤利用も見込まれる立地ではありますが、砂原線のダイヤを見るかぎりでは望み薄でしょうか。
駅周辺には民家が多く並びますが、屋根こそスレート葺きが多いものの、雪が少ない土地柄のせいか北海道らしからぬ建物が多いような印象を受けます。道道からは少し離れているため、駅への入口を示す案内表示がありました。
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