対向ホームの痕跡は見えず
根知の先でもう一度谷を越えると、今度は山が完全に左右に分かれます。小学校が目に入るようになると、頸城大野駅になります。
片面ホームのみから成る棒線駅です。新設駅である姫川を除く大糸北線内の各駅は、いずれも交換設備の跡がうかがえますが、この頸城大野は線路を挟んだホームの向かい側がすぐに水田となっており、その痕跡はありません。糸魚川方に側線跡が設けられており、かつてこの駅でも貨物を取り扱っていた名残と成っていますが、根知と異なりすでに線路は撤去されています。
根知の先でもう一度谷を越えると、今度は山が完全に左右に分かれます。小学校が目に入るようになると、頸城大野駅になります。
片面ホームのみから成る棒線駅です。新設駅である姫川を除く大糸北線内の各駅は、いずれも交換設備の跡がうかがえますが、この頸城大野は線路を挟んだホームの向かい側がすぐに水田となっており、その痕跡はありません。糸魚川方に側線跡が設けられており、かつてこの駅でも貨物を取り扱っていた名残と成っていますが、根知と異なりすでに線路は撤去されています。
ホームには四季折々の花が植えられており、車内からも楽しむことができます。ただし冬季にはさすがに無理とみえ、花壇は空っぽでした。
駅舎は木造平屋建ての古いもので、根知や小滝と似ているもののいくぶん小ぶりです。そのかわりというわけではないですが、下見板貼りの外壁が現在でもそのままで、ホーム側からも事務所跡の様子がよくうかがえ、おそらく開業当初からの駅舎が原形をよくとどめているといってよいでしょう。玄関の車寄せには風覆いが設けられ、脇から出入りするようになっています。
駅の周辺はまとまった集落になっており、JAの支店などもあります。一帯は田畑が広がっていますが、ここから北にかけては工場が多く立地しています。もっとも、工場への通勤に大糸線を利用するケースは非常に少ないものと思われますが。
確認中。
戦前に大糸北線が最初に開業した際に設置された駅です。
確認中。