琴電志度線は、大町から先で国道11号線にぴったり寄り添うようになり、また国道をはさんでJR高徳線とすぐ向かいあうようになります。
大町までに比べると比較的民家の密度が下がり、一戸あたりの敷地が大きく感じられるようになると、八栗新道駅に到着します。国道とは線路をはさんで反対側にホームを構えており、その両側から出ることができます。中ほどに屋根が設けられていますが駅舎はありません。駅のすぐ東側にある道路をそのまま北上すると八栗寺に行くことは可能ですが、いわば裏通りに当たるため通行量が多いとも思えず、それなりの覚悟が必要でしょう。
駅周辺にはそこそこ民家や商店があります。駅の南側には団地がありますが、この何もない無人駅までわざわざ歩いて出向く人はあまりいないでしょう。なお、国道を挟んですぐの場所にJR讃岐牟礼駅があり、これは琴電志度線とJR高徳線のなかでいちばん乗り換えが便利な駅です。