JRよりも集落の近くに

石川

いしかわ Ishikawa
石川駅
▲石川駅外観《2013年11月8日撮影》

側線には事業用車が

石川駅ホーム
【写真1】石川駅ホーム。《2013年11月8日撮影》

石川プール前を出た大鰐線の電車は、左へと大きくカーブして平川を渡り、今度は右へのカーブにさしかかると、石川駅に到着します。

島式ホーム1面2線から成る交換可能駅で、駅の南側には側線があり、貨車が止まっていました。

構内踏切で行き来

石川駅構内踏切
【写真2】石川駅構内踏切。《2013年11月8日撮影》

中央弘前方にある構内踏切で出入りします。駅のすぐ北側には踏切がありますが、こちらに直接出入りすることはできません。もっとも、直接道路へ出てしまう人もいるようですが。

駅舎内には有人時代の面影が

石川駅駅舎内
【写真3】石川駅駅舎内。《2013年11月8日撮影》

駅舎は木造平屋建てのもので、出札窓口は板でふさがれているものの、有人駅時代の面影が残っています。黒板に書かれた運賃表がアップデートされているのが、かえってわびしさを感じさせました。

屋根の三方が看板ファサード

石川駅駅舎を裏側より見る
【写真4】石川駅駅舎を裏側より見る。《2013年11月8日撮影》

駅舎のうち3面はトタンで覆われており、台形の妻面に大きく駅名が描かれています。弘南鉄道が1970年前後に駅舎の改築や改修を行った際に付けられたもので、千歳や弘高下、中央弘前とも共通の外観となっています。なお、4面のうち1面のみは何もなく、ふつうの木造駅舎であることが見て取れます。看板建築といってよいのでしょうか。

駅は集落の中心部に位置

石川駅駅舎を外側より見る
【写真5】石川駅駅舎を外側より見る。《2013年11月8日撮影》

駅は石川集落の中心南側に位置しており、JRよりも便利な場所にあります。なお、JR駅へ乗り換える場合は、ひとつ中央弘前駅側にある義塾高校前駅が便利です。

乗り場

番線表示は確認できませんでした。

  • (北側)大鰐線下り 津軽大沢、中央弘前方面
  • (南側)大鰐線上り 大鰐方面

駅名の由来

確認中。

歴史

弘前電気鉄道が開通した当時からの駅です。

1952年1月26日
弘前電気鉄道により大鰐-中央弘前間が開通した際、「新石川」駅開業。
1970年10月1日
弘前電気鉄道が弘南鉄道に譲渡され、同社大鰐線の駅となります。
1976年9月24日
新駅舎供用開始[1]
1986年4月1日
駅名を「石川」に変更。

周辺の見どころ

確認中。

  1. 『JR・私鉄全線各駅停車 3 奥羽・羽越480駅』小学館、1993年、153ページ。

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